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「配慮」という熟語の構造について
よく国語の問題で、「熟語の構造」を問うものがありますね。 「縮図」は「上の文字が下の文字を形容する」とか 「絶交」は「交(際)を絶つ」で「上が動詞で、下がその目的語」とか 「代替」は「同じ意味の文字を重ねている」とかの類です。 これでいくと、「配慮」という熟語は、どのように解釈したらよいのでしょう。 今、手元に詳しい漢和辞典がありませんので、漢字の字義的な部分にまでさかのぼって解説してくださると助かります。 どうぞよろしくお願いします。
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熟語の構造は、日本語としての構造であることが多いようです。字義までさかのぼる必要はありません。 かりに「縮図」が本来の漢語(古代中国語)であるとして、漢文では「縮図」は「縮めた図」という意味と「図を縮める」という意味の両方を兼ねています。「縮図は見にくい」は「縮めた図は見にくい」「図を縮めると見にくい」のどちらの意味にもなります。「交わりを絶つのは悲しい」「絶たれた交わりは悲しい」は漢文では同文で表現できます。 ですが、日本語としての熟語構造を考えるときは、「縮図」「絶交」という熟語を見て、最初に思い浮かんだ和語構造(ちぢめた・ず まじわりを・たつ)で判断してください。 「慮」は普通「omompakari」と読みますが、「こころ」のことです 「配慮」は「こころを・くばる」です。「くばる・こころ」でもいいけれど 「こころをくばる」から熟語「配慮」が作られます。 「こころくばり」 から熟語「心配」が作られます。 どちらも和製漢語かもしれません。
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- bakansky
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単純な答えですが、読んで字の如しではないでしょうか。 つまり、「慮りを配する」、心遣いをすること。
お礼
「慮る」という動詞でのみ考えていて、「慮り」という名詞を考えから落としていました。 回答ありがとうございました。
お礼
思いがけない視点からのご指摘、たいへん参考になりました。 和製漢語、という考え方があったのですね。 実は、この質問は、次の質問をするために、ちょっと自分の中で確認したいことがあったためなのです。 もしよろしければ、そちらにもおつき合いいただけると嬉しいです。 回答ありがとうございました。