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男女の必要性について
- 個体差はかなりあるが、男性は身体的に女性より能力が上であり、女性だけが子供を産むことができ、気配りが必要な仕事、家事育児には向いている場合が多い。
- 女性の長所とされる気を配ることが苦手であり、家事育児に向いているという表現は曖昧で理解できない。
- 仮定の話でありながら、男女が存在するよりも両性具有のみが存在する方がスマートで問題が生じないと感じるが、実際には男女が存在している。
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こんにちは。 人間にその機能が持たせられるかどうかは別としましても、「雌雄同体」であれば生物学的には全く問題はないと思います。この場合でも自己受精は行わず、別固体同士の生殖によって遺伝子の交配が可能です。 人間の場合でしたら配偶関係となり、生まれた子供に対する責任は平等です。妊娠を交代で行えば負担が軽減され、社会活動の効率も良くなります。果たして、家事や子育てで夫婦喧嘩をする必要もないです。 但し、卵を産んで育てるだけならば良いのですが、哺乳動物では例がありません。「子宮内妊娠10ヶ月」と「授乳の機能」が問題であり、哺乳動物の場合、出産までは最低どちらかが責任を持たなければなりません。このため、これによって父母の役割が決定し、同じ兄弟でも親子関係の認識が異なってしまうかも知れません。離婚するときは、やはり自分が生んだ方を引き取りたいと思うのではないでしょうか。 果たして、可能であれば雌雄同体でも全く問題はないのですが、生物学的な女性らしさといいますのは家事や子育てのためではなく、男性を惹き付けるためにあります。では、これがなくなってしまいますと、返って人類の滅亡は近いのではないかと思います。 回答は以上です。以下は、ヒマがあればお読み下さい。 >また、上の「家事育児に向いている」という表現(実際、こう言ってらっしゃる方は多かったのですが)はとても曖昧でよく理解できませんでした。 理解できませんよね。根拠がありません。 お乳を出せる以上、女性には「生物学的機能としての育児」があります。ですが、「家事」といいますのは人間の遺伝的性質とは関係ありません。「本能的な家事」と言いますならば、例えば「巣作り」や「給餌」といったものですが、このようなものを雄雌共同で行う動物はたくさんいます。どうして人間の女性は家事に向いているのでしょうか。生物学的には全く根拠がありません。 気配りが利くのかいちいち口煩いのかは分かりませんが、近年、男女では大脳皮質の働きに違いがあり、それが平均して特徴的な思考や行動に反映しているという考えが広く受け入れられています。では、これが家事に向いているとしますならば、それは人間の社会が女性の能力を必要としたからです。ご存知かと思いますが、このようなものを「ジェンダー(文化的性差)」と言います。 因みに、質問者さんの性格は個性です。質問者さんは一般的な女性の体質とご自分の個性をちゃんと併せ持っているわけです。果たして、これで体力に勝るとなれば、世の男性に立つ瀬がありません。 男性の長所や女性の長所といいますのは、与えられた能力を環境に適応させることによって生み出されるものです。このため、それに準じた社会が形成されました。同時に、そこには不公平も与えられました。 男らしさ女らしさといいますのは文化的な価値観であり、男女不平等を改善するためにジェンダーを見直すという考えは間違っていないと思います。ですが、生物学的性差に従って獲得されるジェンダーは例え人類といえども拒否することはできません。まして、現実に出産は女性の仕事です。それを不公平と思うひとはいると思いますが、与えられたものに文句を言っても始まりません。ならば、我々は全ての女性が誇りを持ち、それを不公平と思わない社会を作ってゆく必要があると思います。
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- ga111
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>自分は、この方が男女が存在するよりもスマートで、問題が生じると思えないのです。 実はそうではないのです。近親者ではない男女の交配により、遺伝的欠点がカバーされることが多いのです。人の遺伝子は2つあり、ふつうは、その2つはお互いをカバーしあうことができます。(1つがダメでももうひとつがある。)たとえば、皇室はむかし近親者の結婚で、血が濃くなり、遺伝的な問題を抱えていました。 さらにたとえば、植物の花でも、近親者ではない花粉を受け入れる可能性を高くしています。すなわち、自家交配のようなことは避けたほうが良いというのは、雄、雌がある動物植物がある事実が強く示唆しているのです。 よって、ほとんどの生物にとって、男性と女性はどちらも必要なので、女性に対してコンプレックスをもつ必要はありません。
- Mokuzo100nenn
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有性生殖ではオスがメスを選び、メスもオスを選んだ結果の生殖で子孫が繁栄しているわけです。 選ぶとういう行為で好ましい形質が選択され、好ましくない形質は選択されないので、子孫に対して好ましい形質を受け継ぐという改良の機能が働いています。(なにをもって好ましいと言うかは議論のあるところですが) もし、両性具有ということになると、異性を選択し、異性に選択されるという大変な労力とリスクから解放される引き換えに、選択的に好ましい形質を後世に残すことができなくなります。 したがって有性生殖の必要性は後世に選択的に好ましい形質を残すために必要であると言えましょう。
- 雪中庵(@psytex)
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組織と言うのは、分業化することにより、効率化し、進化するものです。 有性生殖は、それまでの遺伝子の突然変異による多様化とその自然淘汰 という進化のメカニズムから、遺伝子の交配による多様化と、雄が雌を 奪い合って優秀な遺伝子をばら撒くという、種内淘汰による高速の進化を 可能にしたものです。 有性生殖する多くの種において、雄はその強壮なることを誇示するために (自然淘汰を恐れず)比較的目立つ形状なのに対し、雌は保護色によって 守られ、自然淘汰を避けながら(淘汰をくぐり抜けた)優秀な遺伝子を 残すという、矛盾する目的を果たしているのです。 無性生殖ないし両性具有が一般的になると、そうした分業が難しく、 ある意味、共働きになって家庭教育が劣化し、思いやりやコミュニケー ション能力、社会性の低下した子供が育っている(学校教育のせいばかり でないのは入学当初から学級崩壊を起こす事から明らか)現象が、より 深く(遺伝子レベルまで)及ぶと考えられます。
お礼
回答ありがとうございます。 遺伝の観点から、性別についてを考えてくださったようですね。 雄同士が争うことにより、勝利した雄(強い=ある種のよい形質を持つと考えられる)の遺伝的形質が受け継がれることになる、というのは何となく合点がいきますね(個人的解釈ですので、回答者さまの意図と違う受け取り方でしたら…申し訳ありません)。 繁殖は私達の中に自然と組み込まれた本能ですので、自分に置き換えて考えるのは難しいことですが…なるほど。【分業化することにより、効率化し、進化する】わかる気はします。 ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 オスがメスを選び、逆もまた然りというのは人間にあてはめて考えてもわかりやすいですね。 好ましい形質というと、人間でしたら容姿の美しさや性格が主に挙げられますが…人間とはもともと、自分の遺伝子のタイプと異なるタイプを持った遺伝子の持ち主(反応して対応できるウィルスや病原菌の違い)に惹かれるという話もあるようですし。 ただ、両性具有だとしても相手を選ぶことにはなるだろうなとも思います。 ありがとうございました。参考にさせていただきます。