• ベストアンサー

ヘモグロビン・ビタミン

ヘモグロビン・ビタミン ・ヘモグロビン異常が原因の疾患について。 ・ヘモグロビンとミオグロビンの体の中での役割。 ・ビタミンB12の機能。 について知りたいです。 分かる範囲でいいので、アドバイス・コメントよろしくお願いします!

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kagakusuki
  • ベストアンサー率51% (2610/5101)
回答No.1

 有名な処で、鎌状赤血球症はヘモグロビンのβ鎖の中の6番目のアミノ酸が、グルタミン酸からバリンに置き換わっている事により、赤血球が変形し、酸素運搬能力が低下する、遺伝性の貧血症です。  鎌状赤血球症の血液中では、マラリア原虫が増殖し難いため、マラリアの発生する地域では、貧血というデメリットを差し引いても、生存競争に有利なため、自然選択の結果、遺伝子が保存される様になったと考えられている様です。 【参考URL】  鎌状赤血球症 - Wikipedia   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8E%8C%E7%8A%B6%E8%B5%A4%E8%A1%80%E7%90%83%E7%97%87  ヘモグロビンは血液中に存在して、酸素の運搬する働きをしています。  脊椎動物のヘモグロビンは赤血球の中に収められていますが、無脊椎動物の中には、体液に溶け込んだ形でヘモグロビンが存在している生物もあります。  ミオグロビンは筋肉の中に存在して、酸素を貯蔵する働きをしています。 【参考URL】  ヘモグロビン - Wikipedia   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%A2%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%93%E3%83%B3  ミオグロビン - Wikipedia   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%AA%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%93%E3%83%B3  ビタミンB12は葉酸等と共に、アミノ酸の合成や代謝、核酸の合成、脂質の合成、カロテンからのレチノール(ビタミンA)への転換、等様々な働きがあります。  有髄神経の髄鞘はミエリンという燐脂質が主成分で、その合成にはビタミンB12が関わっているため、神経の発達や修復には、ビタミンB12の存在も重要です。  赤血球は血液中の血球の大部分を占めている上、寿命も120日程度であるため、新たな赤血球を大量に補充し続ける必要があります。  そのためには、赤血球の元となる骨髄の造血幹細胞が盛んに細胞分裂する必要があり、細胞分裂を行うためにはDNAを合成する必要がありますし、赤血球の内部のヘモグロビンはタンパク質の一種ですから、アミノ酸の合成も行う必要もあります。  このDNAの合成とアミノ酸の合成の双方にビタミンB12と葉酸が関わっているため、ビタミンB12は赤血球を造るためには重要である事になります。 【参考URL】  シアノコバラミン - Wikipedia   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%82%B3%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3  ビタミンB12 - メタボの栄養   http://eiyou.hontonano.jp/vitamin/0410water/080-vitaminb12.html  ビタミン豆事典(ビタミンB12)   http://www.oishasan.co.jp/oisha/vitamin/vitamin_B12.html