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スクロース溶液とKCl溶液の限界原形質分離濃度の違いについて
スクロース溶液とKCl溶液の限界原形質分離濃度の違いについて 生物学の実験で、原形質分離の実験をした際、この2つの限界原形質分離濃度に違いがあるので説明しなさいといわれたのですが、私の実験結果では2つとも限界原形質分離濃度は同じだったので、説明が出来ませんでした。 理論上はスクロースはKClの2倍の濃度になるはずなのですが、何故でしょうか? ご回答よろしくお願いいたします。
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溶液の浸透圧(Π)は、気体の状態方程式と同じように、 Π=CRT で求められます。C:モル濃度 R:気体定数 T:絶対温度 従って、浸透圧は温度が同じなら、溶質の種類によらずモル濃度(溶液単位体積あたりに含まれる溶質分子の数)に比例するわけです。 KClは電解質で、水溶液中では KCl → K+ + Cl- と電離します。 イオンは分子ではありませんが別々の粒子として振る舞いますので、粒子数は溶解前の2倍となるわけです。一方、スクロースは非電解質ですので水溶液中でも粒子数は変わりません。
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