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現在、自社ビルを持っていますが、これを社長の個人会社へ売却し、個人会社
現在、自社ビルを持っていますが、これを社長の個人会社へ売却し、個人会社にて管理するようにしたいのです。 まだまだたくさん銀行に借金があるのですが、どうすれば実現可能なのでしょうか?
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会社の資産である自社ビルを社長個人の経営する会社に売却処分して、手に入れたお金で借金を少しでも返済したいという話でしょうか? 社長個人が100%支配する会社に売却するというのは、まあ社長個人に売却するのと同じようなものなので、その売却価額には細心の注意が必要です。 適正な時価で売却すれば、基本的には問題ありません。 そこで、その売却価額が適正時価であることが客観的に証明できる金額でしたらOKです。 かなり確実な方法としては、不動産鑑定士の鑑定評価額で不動産を売却すれば、まず問題ありません。 もしもそれをダメだと税務署がいうためには、それ以上に正確な資料を用意しなければなりませんから、そこまでやるのは、税務署といえどもなかなか難しいでしょう。 逆に言うと、簡単にひっくり返されるような根拠資料による金額では非常に危険だということです。 不動産鑑定士による鑑定評価額で売却し、その代金で自社ビルに抵当権を設定している銀行のその借入金を完済し、抵当権をはずして所有権移転するのでしたら、通常の商取引として何の問題もありません。 ただし、今後はそのビルの所有者に対し、適正な家賃を払わなくてはなりません。 そのあたりもよく考えて検討してみてください。 それから、平成22年10月1日以降にこの取引を行うと、「グループ法人税制」という新しい制度が適用になるかもしれません。 その場合にはまた全然別の違う話になりますので、法人税に詳しい税理士の先生にかならず相談してください。
お礼
どうもありがとうございます。 大変分かりやすいご説明を頂き感謝します。 自社ビルを建てたのが、バブルの時ですので現状の価格では、借金は完済できません。 これでも銀行的には問題ないのですよね。 おまけに、資産の評価損を計上できるため税金も安くなると考えてますが、合ってますでしょうか?