- ベストアンサー
自社株を売却することの弊害について
主人の会社の自社株の事です。 毎月の給与から自動的に1万円ほど引落しになり自社株を購入しています。ボーナス時は3万円超の購入です。 私は再婚なので、主人が勤めだした頃の会社の規約が、暫くの間はよくわからなかったので社員の決まり事かと思って過ごしていましたが、 昨年末頃、持ち株の売却には証券会社の口座が必要になるとの会社からの通知があり、合わせて新しい持ち株会の規約を知る事ができました。 それによると自社株を購入する・しない及び、金額を定めて購入するか口数を定めて購入するかは個人の自由で、入社の時に申し出ていたようです。 持ち株会というところに所属しての自社株購入のようで、退会も自由と書いてありました。 実は私は、この購入を辞めたくて仕方ないのです。家族に大学生の子供がいるため年間16~7万円の自社株購入費がもったいないと思っているんです。 でも主人は「おそらくこれが退職金代わりになるから辞めないほうがいいと思う」と言って納得してくれません。 退職金代わりって・・・?そんなことがあるのでしょうか?今売却してみたところで、相当損はしているはずなのに・・・。 主人の会社の株価は、この不況下で昨年同時期の半値です。 一般社員で肩書きはありません。給与はごくごく世間の平均値並みです。管理職や役員なら持ち株会を退会あるいは自社株を売るという行為は出世に響くような気がしますが、一般社員の自社株購入って何かメリットがあるのでしょうか? 私も主人も株の事はまったく素人ですので、もしご回答頂けるのでしたら、専門用語はなるべく使わないでお願いします。すみません。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
私がかつて勤めていた企業(大手金融機関、東証一部上場)の場合のお話ですが。。。 自社株を売却すると出世の妨げになるとか、職場の立場が悪くなるというような弊害は無いと思います。 購入後どうするかは全く社員の自由で、ある程度の株数がたまったら株価が高くなった時期を見計らって売却する、あるいは株式の相場が良いときは株価が高いので購入額を減らし、相場が悪いときは株価が安いので購入額を増やす、ということを繰り返すマメな社員もいました。 又、私の勤めていた企業では、在職中は退会できませんでしたし、ボーナス時は買い付けゼロにできるのですが、月々は最低必ず千円以上の買い付けをしなくてはなりませんでしたので、ご主人がお勤めの会社とは制度の詳細が他にも異なるかもしれません。 自社株購入のメリットですが、私が勤めていた会社では買い付けにかかる手数料の全額を補助してくれていましたので、いくぶん安く株を購入できました。ご主人の会社でも何かしらの優遇措置があるのかも知れません。 >「おそらくこれが退職金代わりになるから辞めないほうがいい」 退職金がもし不払いになっても自社株を換金すれば退職金に相当する金額になるかも…ということだと思いますが、売却した際にいくらになるかは売却時の時価(会社の株価がそのとき1株当たりいくらであるか)で決まります。 会社が倒産などで上場廃止になったらゼロまたはゼロに限りなく近い金額になりますし、逆に自社株購入にかかった費用をはるかに上回る額になる可能性もあり、これはどちらの可能性が高いかは現地点での予想程度のことしか言えませんし、その予想が当たるかどうかも全くわかりません。 退職金相応の額になるかどうかは全く誰にもわからないことですが、ご主人は退職金代わりになるだろうと予想していらっしゃるのですね。 毎月とボーナス時の買い付け額は自由に設定できるのですし、生活プランにそぐわないと思われる額なのであれば減らしてみたり、いっそのことしばらく買付休止にしてみるのも良いと思います。 今、売却して大損になるのを避けたいなら(更に損するリスクも覚悟して)売らなければ良いだけです。売るまで損は確定しませんから。売ったり買ったりせず、ただひたすら持ち続けるということもでき、ここぞと思ったタイミングが巡って来たらその時に売却すれば良いのです。 ご主人の思惑が当たって、将来的に会社の株価が大きく上昇すれば良いですね。
その他の回答 (2)
- furyfox
- ベストアンサー率56% (58/103)
私の会社にも従業員持株制度があり利用しています。 従業員持株制度には社員のモチベーションを高める効果があります。 (一般的に会社の業績が株価に直結するので、社員が会社の業績を上げようとするという事。) ちょっと考えが古いですが自社株を持つことで会社に対しての一体感みたいなものは出てくると思います。 (ご主人は自分の会社が好きなのでは?嫌いな人は加入しませんから。) また既出ですが多くの場合、持ち株会社制度には補助金がでます。額は会社によるのですが 大体1%~20%ぐらいつきますので、仮に株価が一定(そんなことはないが)だったとすれば その分利益になります。(ただし株売却時に証券会社に対して手数料が別途かかります。) 既出ですがリスク分散の観点ではよくないです。 会社が倒産すれば、職とその財産を同時に失うことになりますからね。 またもうひとつのデメリットとして、売りたい時期に売れない可能性があります。 多くの上場企業では例えば、決算発表前は自社株の売買を禁止している等の 制限を設けています。(当然ですが重要な内部情報を知った上で売買する事は禁止されています。:インサイダー取引) 持株制度の退会、入会に関するルールは会社毎に違う為、できるかどうかはわかりませんが 額を減らせるなら、それも検討してはどうですか? 従業員持ち株制度について http://www.hptemplate.com/info/article/stock/014.htm http://www.aki5555.com/kabu/kabu-022.html
お礼
furyfox様 丁寧な回答を有難うございました。 参考サイト紹介も有難うございました。 主人は、愛社精神は持ち合わせているようですが、いかんせん自分自身一生懸命動いてみたところで 給与に反映されるような基準もない会社ですので、どちらかというと、ご指摘にあった 「会社が倒産すれば、職とその財産を同時に失う」というデメリットの方が、素人目には怖い感じがします。 今までの購入金額と、今売却した場合の金額の差額もかなりありますし、生活に余裕がない人間には、 やはり「株」は博打の感じもありますので、デメリットを負う事について主人に理解してもらう参考にさせて頂きたいと思います。 有難うございました。
- masuling21
- ベストアンサー率34% (2491/7233)
ご主人のお気持ちわかりますが、会社に万が一のこと(いわゆる倒産)があったときは、職場と財産を一度に失うことになり、リスク管理の面から言うと、あまり好ましいとは言えません。 実際、山一證券の社員の多くは、そんな目にあいました。自社株が資産のごく一部なら良いのですけど。
お礼
masuling21様 早速、アドバイス頂き、有難うございました。 自社株の購入を辞めてほしいなぁと思っている私にとっては 主人を説得する、いい材料を与えて頂いたと思います。 株を持つのが始めて人間にとっては、回答中の>そんな目に合わないかと、ちょっとビクつきものですが、デメリットがあることは知っておかないといけない事ですよね。 ご機嫌を伺いながら、話を進めてみます。 有難うございました。
お礼
new2009様 早速のアドバイス、有難うございました。 >【退職金代わりになる・・・】の意味、とてもよくわかりましたし、 このまま購入し続ける際のメリットデメリットが、とても理解しやすかったです。 株の事を知らない私が、同じく知らない主人に話をする際に、説明しやすくまとめて下さり、本当に有難うございました。 「買付休止」制度がある事も、規約を確認してわかりました。 株は扱った事がないのですが、持っている以上は、アドバイスを参考にして、少し勉強してみようと思います。 有難うございました。