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台風時の動径速度成分について

台風時の動径速度成分について 気象予報士の勉強をしていますが、参考書には台風の風速ベクトルが接線速度成分と動径速度成分に分解されると書かれています。 この動径速度成分は、詰まるところ何の力によって発生しているのでしょうか? これまで勉強の過程では気圧傾度力、コリオリ力、遠心力、摩擦力を学んだわけですが、ネット等を調べても得心がいく答えが見つかりません。 どなたか詳しいサイトをお教え頂くか、ご説明頂ければ幸いです。

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  • yokkun831
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回答No.1

動径方向成分は,つまるところ気圧傾度力によって発生しています。そもそもの風の原因が気圧傾度ですよね? 高気圧から吹き出す風,低気圧に吹き込む風,それぞれ気圧の高い方から低い方へと動径方向に空気が移動するわけですから,動径方向の力といえば気圧傾度力にほかなりません。 実際の風向が動径方向を向かないのはコリオリ力のためです。北半球で進行方向に対して右向きにはたらくように見えるコリオリ力によって,空気流は次第に右へと進路を変え,ついには気圧傾度力がコリオリ力とつりあって等圧線に平行に吹くようになります(地衡風)。また,摩擦力が大きいと,空気の移動する速さが制限を受けるため,速さに比例するコリオリ力の影響が弱まり,気圧傾度力がまさって動径方向成分の比が大きくなります。だから,海洋部より大陸部の方が風向と等圧線との間の角度が大きくなるのです。

ezl06131
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 ある程度理解していたつもりでしたが、ご回答により自分の勘違いに気付かされました。 助かりました。

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