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「はっきりものを言う」と「はっきり言う」とはどんな違いがありますかね。
「はっきりものを言う」と「はっきり言う」とはどんな違いがありますかね。 教えてください。
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この場合の「もの」は「言葉」という意味のようです。 「自分の思っている事をはっきりと言葉にする」ということですね。 「はっきり言う」では何を言うのかまでは特定されていません。それと「言葉にする作業」にことさら触れていません。だからただ発音をはっきりする意味にも取れるのだと思います。 日本語の「もの」というのは、けっこうむずかしい概念だと思います。 近代の考えでの「物質」という意味とは少し違うようです。 「もの」とは独立して存在している「存在」であって、そういう「もの」の中にも魂があるというような考えがあるようです。 「ものを言う」というぐらいの言葉は言葉自体がものとして影響力を持っているような存在、ものの内、ものの数に入るもの、として認められるのでしょう。 だから「はっきりものを言う」のはただ言葉の発音をはっきり聴き取りやすく言うのではなくて内容に関わる意とわかるわけです。
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「もの」と「こと」は、西洋の概念と直接的に相対せねばならなくなった明治以降、突然日本語の中の重要な表現になりました。 それ以前は、すべての「もの」「こと」は相対的である、という共通認識が日本人または、日本社会にありました。 多神教文明社会ではそれで良かったのですが、一神教文明の立場では、共通認識でなく、一概念に貶められました。 ☆ ☆ ☆ 《はっきりものを言う》 伝統的な日本語表現では、「もの」に力点が置かれ、自己主張の強い人の言動を、揶揄するために使われる言葉ですが、近年は考えが明瞭で分かり易いなどの、ポジティブな意味でも使われています。 しかし、「はっきり」に重点を置く場合もあり、そういう場合は、《はっきり言う》に近い表現になります。 《はっきり言う》 言葉を分かりやすく言う、という本来の意味と、考え方を分かりやすく言う、という意味があり、その両方が曖昧な場合にも使われる。 ☆ ☆ ☆ はっきりしたことは言えないのが、良いのでしょう。
お礼
詳しい説明ありがとうございます。 役に立ちました。^^
A「はっきり物を言う」:この「物」とは自分の意見とか考え方だと思います。 B「はっきり言う」:Aの「物」に当たる語がありません。ですから、これだけでははっきりしないですね。 「『悪いものは悪いと』はっきり言う。こうであれば、AもBも同じです。 発音の仕方がはっきりしていることを指す場合は、「言う」よりも「しゃべる」とか「話す」などの語を使いたいですね。
はっきりものを言う:婉曲的(遠回し)な表現や遠慮したことばではなく,いいたいことをずけずけと(歯に衣を着せずに)言う。 はっきり言う:上述の意味もあります。もう一つは,単純に音声的な意味として,明確に(口のなかでモグモグ言わずに)発音して聞き取りやすくしゃべる。
お礼
お答え、ありがとうございます。
- setokoto
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「はっきりものを言う」 「ものを言う」ことを「はっきり」とさせているのでしょう。 ここでいう「もの」とは「言いにくいこと(もの、ひと、事柄)」あたりでしょうか。 「ものをいう」というのは相撲の「ものいい」みたいなものですでに 「文句」や「注文」という要素が含まれていると考えます。 「はっきり言う」 「いう」という行動そのものを「はっきり」させているのでしょう。 「あいまい」でも「なんとなく」でもないのでしょう。
お礼
ありがとうございます。
- ho_orz
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はっきり物を言う→意味を はっきり言う→言葉を
お礼
ho_orzさんの説明はすっごく簡単だけど分かりやすいです。 ありがとうございます。
お礼
分かりやすい説明、ありがとうございます。