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Loopyの意味とニュアンスについて
- Loopyの意味は、「狂気の、ばかな」という訳であり、ワシントンポストの記事の説明どおりである。
- Loopyは「crazy or strange」とも表現され、普通にワシントンポストの記者の意味解説によるものである。
- 日本人ブロガーも、Loopyはかなり侮蔑の意味を持つと指摘しており、そのニュアンスが含まれている可能性がある。
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>普通に考えると同僚のネイティブを探して意見交換すればそんな誤訳なんてしないのではと思うのですが。 ご質問は、私の立場でも、簡単に見逃せないような核心をついているように思いました。 [increasingly loopy Japanese Prime Minister] >Loopyの実際のニュアンスと意味はどうなのでしょうか、ということです(かなり侮辱の意味を持つのかどうかなど。) 私は、このような仕事をしたことはありませんが、共同通信(4/15)が、「鳩山氏に対し『変わり者』」訳しているようです。 それを上乗せしたのが、読売新聞(2010/4/15)で「さらに、『ますますいかれた』」となっていて、単独で、"Loopy" の訳を辞書で書かれてあるような訳にはしないにしても、全体の背景から、ネガティブな意味に落ち着くことは間違いないと思います。ちなみに、朝日新聞(2010/4/15)では、この単語については触れていません。Japan Times も、検索する限りは、この単語の問題についてはヒットしませんでしたが、この件の背景についての説明は、日本語の各新聞よりも詳しいように思いました。これは、それぞれの新聞各社の政治的なポジションによる違いだと思います。 * Washington Post の記事 biggest loser ...最大の敗者 unreliability ... 信頼がない consolation prize ....残念賞(公式なミーティングの代わりに与えられたことに対する) an "unofficial" meeting ....非公式の打ち合わせ Uh, Yukio, you're supposed to be an ally, remember? あー、ユキオ、君の所は同盟国になっているということは、覚えているだろ? increasingly loopy Japanese Prime Minister (さて、翻訳ならどうするか?) [article/2010/04/13/AR2010041304461] * 「いかれた」という訳を当てるのは報道としては、いささか問題だとしても、この訳自体に、あまり良い意味でないことは分かると思うのです。 この時、報道の英文の原文が参照できる以上、意訳をすることは出来ません。私が同じ立場でも、後で、ワシントン・ポストが書いたような、 "loopy" is the exact polar opposite of "in the loop, which means plugged in or very well informed about things, especially the internal decision-making at the top levels of organizations. "loopy"とは、"in the loop"、特に、組織の最高位の内部の意思決定につながっているか、精通している、ということとは対極にある。 という訳を、最初の時点ではできません。 [article/2010/04/27/AR2010042704746] (プライベートでは、そのような説明がなくても「軽い存在」というような意味になるのは想像がつきます。しかし、最初の報道した時点のオフィシャルな立場で、共同通信社の「変わり者」という訳が間違いとは言えません。) ワシントン・ポストの一流誌が、一国の首相をこけおろすようなことは書かないという、常識的な考えを持つブロガーもいましたが、そういう単語の訳のような些末なことではなく、問題は、その報道が、日本のそれぞれの新聞の政治的立場と同じように、米国の政治的なポジションに立っているということではないでしょうか? ことさら、普天間の問題をオバマ政権は、あまり重要視していないし、オバマ政権で、鳩山内閣に助け舟を出すようなことはありえない(*)、そういう背景が、鳩山首相の今回の渡米の結果であったことに変りないということではないでしょうか。*[極東の治安において、実務者レベルの問題は別です。] 日本の新聞が、単に英単語の意味だけで、論点のすり替えをしているから、後から、ワシントン・ポスト側の言い訳めいた記事と、島根大学の教授が問い合わせをして、その記事が掲載されているという、みっともない話になっているわけです。しかし、それは、最初に日本のメディアが報道した内容とその背景が、本質的には大きく変わったわけではないのです。それを、一国の首相に対する批判や攻撃材料にするべきではないし、我々国民が乗っかるべき問題でもないと思うのです。いずれにしても、在日米軍や普天間の問題は変っていないのです
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- ucok
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まず、主にアメリカにおけるloopyの使用例を知りたい場合に便利なのがこちら。 http://search.yahoo.com/search;_ylt=AtLzIt17ZQukRl5oPaPb6TmbvZx4?p=loopy&toggle=1&cop=mss&ei=UTF-8&fr=yfp-t-701 で、意味は#1さんがお書きになっているとおりで、いわゆるポワ~ンとした感じですよね。ボケ系なおまぬけです。とはいえ、上記のようにレストランの名前にも気軽に使われているほどで、「侮辱」といってもいわゆるFワードの類いとは違います。「ポワ~ン」ですから場合によっては親しみすら感じられます。しかし、政治家なら誰だって「ポワ~ンとしている」と言われて嬉しいわけがないという意味では、それなりの侮辱ではあるかもしれませんよね。価値観によっては「浮気性」などよりもタチが悪いのではないでしょうか。浮気はしても政治はできますが、ボケていてはできないので。 ちなみに、「愚か」という訳語がどこに載ったのかは知りませんが、スポーツ紙や低俗な週刊誌でもない限り、日本の紙面・誌面ではこれが精一杯でしょう。というのは、「まぬけ」「とんま」の類いの言葉の多くが、各社で出版禁止用語となっているうえに、「~」なども好まれないからです。ワシントンポストの記事は読んでいませんが、コラムとのことなので、まあ、「ズレてる」みたいなことを言いたかったのかもしれません。「侮辱」というよりは「ありのままを他にどう表そう」というあたりでは??
すくなくとも「愚か」という訳語で正解ですよ。ま、ワシントンポストも苦境にあえいでいますから、目立つ記事を書きたかったのでしょう。
補足
ありがとうございます。 私はその訳に懐疑的なのです。ですから、できましたら、どういう文脈で、愚かで訳せる loopy が実際つかわれているのか、用例を示していただけないでしょうか。実際の引用でもいいですし、記憶をたどっての作文でもかまいません。 よろしくおねがいします。
「何か知っている方いましたら」ということでは資格はないかもしれませんが、少し発言させていただきたいと思います。 昔外国へ派遣されている特派員の方々が、現地の政治家や専門家などに 「~はどう思われますか?」という英語を「How do you think of ~?」 と話されていた方々が多かったです。当時高校生だった私が「何だこれは?」とびっくりしたくらいです。報道関係の方々は英語が特にネイティブに迫るほどよくできるということを評価されて、入社を許されたのではないと思います。政治・経済・法律・時事関係などの知識はすごく持っておられると思いますが、英語はそのくらいの正確さを求める方々はごく一部でしょう。でも英語の入社試験ではかなり高得点はあげられていると思いますよ。英語だけに関していえば一部の芸能人のほうがネイティブ並の力は持っておられます。しかし彼らは報道関係の仕事につく能力はないでしょう。 日本人の西洋語特に英語に対する感覚はみな似たり寄ったりですよ。でないと毎日、「おしえてgoo!」の英語の部門にこんなに機関銃の弾のように質問が来ることはないですよ。だからって日本人は恥じる必要は全くないと思います。日本という世界に生まれたのですから。たまたま、アメリカがかつてのローマ帝国のように今覇権を握っているだけですから。 "loopy"というのはやはりスラングですよ。私も知りませんでした。しかし質問者様が言われるとおり、英和辞典だけではまずいと思いますよ。責任ある報道をする義務があるのですから、英英辞典、英語のスラング辞典をまず調べるべきでしょうね。 ちなみに"The Online Slang Dictionary"で調べましたら、 ************************* loopy adjective strange, as if sedated or otherwise on drugs. (鎮静剤をうたれたか、そうでなければヤクをやっているかのように変な) とあります。 以下にどの程度の使用頻度などがあるかデータまで掲載されています。アメリカ国民全体のデータではないので絶対的信用性はありませんが、まあ結構使っているようです。 How common is this slang?I use it (12) No longer use it (0) Heard it but never used it (0) Have never heard it (0) ***************************************** ちなみに、日本で英語を使って仕事をしておられる方が皆必ずしも英語のプロであるということはないです。かなりレベルの高い方も一部おられますが、やはりかなり年配の方ですね。皆若い社員の方々は能力はもっておられますが発展途上ですね。中にはええっ!こんな英語という方もおられますけど、わが身を振り返れば自身が完璧までいっていないのに笑うことはできませんでした。皆どこかで変なミスをしております。 長くなりました。最低「英英辞典」とアメリカ人には「英英スラング辞典」が絶対必要だと思います。日本人を煙に巻こうとすれば、スラングばかり使えばいいのですから。 鳩山首相は「正直ですが"wishy-washy"だ。」くらいにしておいてほしかったですね。アメリカ人の考え方が常に正しいとは限らないのですから。
お礼
ありがとうございます。 国民の政治感に影響をあたえるような記事なのですから、報道の外国担当者の人は特にしっかりしてもらいたいですよね。外国人職員ともっとコミュニケーションをとって欲しいです。 「愚か、ばか」と「変な、狂ったような」では受ける印象が全然ちがいますからね。 前者は、対象がやっていることを理解整理した上で、対象は低レベルなことをやっている、という判断、上司目線の言葉ですが、後者は、そもそも理解できない、という意味で、だから変だ、狂っている、というしかないってことですから。
お礼
ありがとうございました。
補足
本質問の主題は、loopyが産経新聞やテレビ報道で、「愚か」と訳されたことに対して、元の記事におけるloopyの意味とニュアンス(日本人が英和辞典で調べる意味ではなく、ネイグィブが頭にのぼらせる意味)が何なのか、でした。 >プライベートでは、そのような説明がなくても「軽い存在」というような意味になるのは想像がつきます。しかし、最初の報道した時点のオフィシャルな立場で、共同通信社の「変わり者」という訳が間違いとは言えません。 納得です。 ありがとうございました。