貴方はこの質問論理的に答えられますか??
≪気候変化と農業生産高≫ (1) 今後数十年間にわたる気候変化の最も深く
て直接的な影響の中には,農業系や食品の体系への影響があるだろう。ある
有名な研究では,農作物モデルを使って2030年までの農業生産高にお
ける変
化が計算されている。その結果から,気候変化によって農業生産高が低下し,
それゆえ,食糧の安定供給が低下する見込みであるとわかっているながら,このような農業生産高の減少の影響を確定することは,その他の変
化のせいで,複雑化するであろう0後者には,次のものが含まれている。つ
まり,石油価格の上昇,穀物市場の国際化そしてバイオ燃料の需要増加と,
インドや中国における1人あたりの消費量の増大とによる,主要食糧の供給
に対する需要の構造的変化である0これらの変化は,多くの食糧事情の不安
定な地域において,主食の供給費用をすでに40%かそれ以上押し上げている。
適応計画を実行する軌こなって,これらの影響を無視するのは難しいであろ
う。
(2)気候変化の農民への影響は,科学技術の利用によらて,地域ごとに様々
であるだろう0科学技術の高度化のほうが,気候の恵みや農地の豊かさより
もはるかに・農場の生産性を決定するのである。それゆえ,食糧不足は単に
「気候決定論」の産物であるだけではなく,地域レベルでの,そして世界規
模での経済政策,政治政策,農業政策の改善によっても取り組むことができ
る0現在食糧事情の不安定な地域においては,農業は一般的に手作業で,た
とえば鍬や植え付け棒を使って行われている0こうした農園と,石油を原料
とする肥料や殺虫剤,生命工学による品種改良,および機械化を利用してい
る農園との違いは,極めて大きい0気候変化は,すでに温暖化している気候
のせいで熱帯地方の生態系に他と異なる効果を及ぼすばかりではない。熱帯
地方の貧しい農民は,始められる農法の選択肢が生産性の高い地域よりも科
学技術面で少ないために,気候の変化にもそれほど村処できないであろう。
このような不利な条件は,アメリカやヨーロッパにおける農業助成金のよう
な・農業発展の阻害要因を生み出すマクロ経済政策によって,一層悪化しう
る。
(3)今日,何百万という飢えた人々は自分が生産するものを常食としている。
もし,人口が増加しているのに,気候変化によって生産が減少することにな
れば,一層飢えがひどくなりそうである0しかしながら,危機の時期に貧民
に食糧を与える計画を通じて,また,劇的に収穫高を増やすことのできる肥
料や品種改良といった農業投入資本への投資によって,世界の飢えを減じる
ことが依然可能であるかもしれか、0環境監視や予測システムが改善される
ことで,もっと効果的に,かつ早期に警戒することが可能になり,これは政府が,
府が,多くの人がそれに頼ってどうにか生活している、わずかな農業生産高
の余剰分を維持しようと行動を起こすのに役立つかもしれない。
教えてほしいところ
1アメリカやヨーロッパにおける農業助成金のよう
な・農業発展の阻害要因を生み出すマクロ経済とあるんですが、農業助成金が農業発展を妨げるっておかしくないでしょうか?
2わずかな農業生産高
の余剰分を維持しようと行動を起こすとはどういうことですか??
お礼
参考になりました。ありがとうございました。