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中学入試で特殊算をなぜやるの?
今、旅人算が分からなくて、質問集を見ていたら、「中学入試に特殊算(旅人算や鶴亀算など)は絶対必要だけど、中学で方程式を習ったら簡単に解ける」「むしろ小学生で特殊算をやるのは弊害がある」といった投稿がたくさんみつかりました。 また、知り合いの塾の先生にも「算数で考える癖がつくと、中学校の数学で苦労する」という事を聞いた事があります。 では、なぜ、日本の私立や公立の中学入試では、特殊算が出るのですか?
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基本的には、いろいろと頭を使う練習をして「知的基礎体力」をつけるためでしょう。 体育の時間に持久走をやったりしするのは、基礎体力をつけるためですね。何キロかを移動するのなら自動車を使えば簡単だから、走る練習は必要ない、などとは誰もいいませんね。 「方程式を使えば簡単に解けるから、特殊算は必要ない」というのは、「車を使えば簡単に移動できるから、持久走は必要ない」というのと同じようなものでしょう。 「算数で考える癖がつくと、中学校の数学で苦労する」というのは、方程式の導入のしかたの問題だと思います。「このパターンの問題はこのやり方で解く」という解法丸暗記方式なら確かに苦労するでしょうが、小学校での算数の問題の解き方、中学校での方程式を使う解き方、それぞれ、「なぜこのようにすると解けるのか」というところをしっかり押さえながらていねいに教えれば大丈夫です。 (そのためには、時間をかけてじっくりやる、つまりゆとりを持って教える必要があるのですが、ここ何年かの「ゆとり教育」では、そのための時間がカットされており、真の意味の「ゆとり」がなかったのは残念なことです。今後よい方向に行けばいいと思います。) ただ、難関中学のめちゃくちゃひねった「差をつける」ために作った問題を解けるようになるのは、「知的基礎体力」の必要性を上回っているかも知れません。体育にたとえれば、競技会に出たりオリピック選手を目指したりするためのトレーニングみたいなものです。 そのような難問を解く能力がなぜ必要か、というと、その中学校に入学するため、というしかないものかもしれません。
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- Rice-Etude
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基本的にはNo.2の方と同意見です。さらにいうと、特殊算の考え方が有用な場合もあります。 たとえば一般的な鶴亀算の場合、これは2元1次の連立方程式で解くのが「人間にとっては」一番有効だと思います。しかしながら、これをコンピューターのプログラムに落とし込む場合、通常の連立方程式の解き方をそのままアルゴリズムとしては不完全です。一方中学入試で行うような解き方(鶴か亀どっちかだけしかいないという想定で足の数を求め、実際の足の数との差から鶴と亀の個体数を割り出す方法)はアルゴリズムとしてほぼ完成されており、そのままプログラムに落とし込みやすいです。 このように人間の解き方と、コンピューターが解釈できるアルゴリズムとの差を理解するのに有効だったりします。ですので、周囲の「無駄」とか「弊害がある」と言った言葉に惑わされず、(方程式での解き方も含めて)幅広い解き方や応用力を身につけておくことは有効だと思います。
お礼
なるほどー。 そういうことがあるんですね。 ありがとうございました。
- shenyi401
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考える幅を広めるためです。 答を求めるだけなら、方程式が最も有効でしょう。 しかし方程式はパターン化してしまい、いろいろな視点から物事を見るということが少なくなっていきます。 頭が柔らかい内に、いろいろな視点を持つことは大事なことではないでしょうか。 また、中学に入っても立式は方程式で、解くのは鶴亀算や和差算でなどということはよくあることです。
お礼
ありがとうございます。
- debukuro
- ベストアンサー率19% (3634/18947)
文部科学省がアホだからです
お礼
そうですね。知識基礎体力は大切ですよね。 よく分かりました。 特殊算を面白がってやる娘を、見守ろうと思います。 どうもありがとうございました。