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自己の分裂とは
最近、哲学を学び始めたものです。 ある哲学書の文章で、次のようにありました。 「たしかに、日常生活において、(自己)という言葉は、それだけで用いられることは少ない。一見すると、その固い言葉は日常生活に根ざしていないかのように見える。しかし、(自己)という言葉が単独で使用されることは少ないにしても、他の名詞や動詞と結びつけて用いられることは多い。 たとえば、自己批判、自己分析、自己暗示、自己満足、自己卑下などといった多様な表現がしばしば用いられている側面を見れば、すでになんらかの仕方で自己が了解されている。そうした漠然とした了解の仕方を反省して、その背後に隠されているものを明らかにする作業は、安易に否定されるべきではない。自己批判、自己分析といった表現において、自己は、批判の対象、分析の対象、満足、卑下の対象、めざされるべき対象として把握されている。こうした言い方が可能になる背景には、自己が、自己との間で分裂するという現実がある。」 最後の 【自己が、自己との間で分裂するという現実がある。】の部分が分かりにくいです。自己の分裂とはどいううことですか?
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noname#120689
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お礼
回答ありがとうございます。
補足
>【観察している自己】は【観察されている自己】となり、 《観察している自己》を知ることは永遠にできないということになります。 この部分が、まだよく分かりません。 【観察している自己】が【観察されている自己】となると、なぜ《観察している自己》を永遠に知ることができないのでしょうか?