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滝の高さの定義は?落差だけなく長さも含めるのか?
みなさん、いつも丁寧な回答をありがとうございます。 滝について質問です。 例えば、滝の高さが100メートル、と言った場合、それはどこからどこまでなのでしょうか。滝水の落ちる水面までか、滝つぼの底までか。 また、高さ、と一言で言っても斜面を滑り落ちる滝の場合、最上部から最下部までの垂線を言うのか、それとも、斜面を計り、その長さも含めるのか。 教えてください。お願いします。
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数年前に山と渓谷社から刊行された「日本の滝」(全二巻、約1400滝収載)によると 落差については、基本的には管理市町村が測量した公称値しか無く、国土地理院や環境省などが系統的に調べたものは無いようです。なので、直瀑や分岐瀑なら落下地点から水面まで直視で測量しているので大差はないでしょうが、他の形式だと定義でもろそうです。 ・段瀑だと、段の定義、段の間に水平距離があった場合の考え方 ・渓流瀑(ご指摘の滑り落ちる滝)の場合、そもそも、基点と終点が明確でない場合もあるし、どのくらいまで滝とするか(ちょろちょろはどうするか)など考え方で違いが生じます。地元は観光目的もあって大きめに言うこともあるでしょう。なお、渓流瀑の場合、落差と全長を併記している場合が多いです。 ・潜流瀑の場合、岩壁から地下水がしみ出て滝になっていますから、起点が一箇所では無い場合が多いので更に難しくなります。これも、水量をどの程度まで滝とするかで変わりそうです。
お礼
ultraCSさん、ご丁寧な回答をありがとうございます。(出典も示してもらい、嬉しいです) 私が興味のある滝は、和歌山県田辺市(旧大塔村)、百間山渓谷にある百間滝です。訪れたところ、目視で落差と水平距離合わせても100メートル弱といったところでした。(滝つぼの水面まで) しかし、古い郷土誌には130~140間(230メートル強)とあります。この違いは、ultraCSさんの言われる「観光目的」とも推測されます。 詳しく、本当にありがとうございます。