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脱磁装置について助けてください。現場の人間が苦しんでいます。
みなさんおはようございます。noboru18です。脱磁装置についてお聞きします。磁性を示すFeに対し何故、磁性を消す事ができるのか?この点をお教えください。今回問題となっているのは1000mm×1000mm×12mmのFe板のエッジ部分のみ(S極 40mT程度)脱磁したい。ライン構造上、脱磁装置のヘッドはφ15mm×100mm程度の物しか設置できないという制約があります。この使用をクリアできる脱磁ヘッド(海外の物でもOK)をご存じないでしょうか?ご存知の方、是非ともお教えください。現場の人間が苦しんでいます。
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CRT式計測器やブラウン管式モニターの試験設備で、消磁器コイルを使っていまいた。 最近は見掛けなくなりましたが、1mφの消磁コイルが市販されていました。 数が必要な為φ1100mmの○コイルを巻いた社内製作のジグもありました。 丸にこだわらず、□1100mmX150mm程度の角型コイルを設置して、コンベアの繋ぎ目に設置してゆっくり通過させれば脱磁は可能と考えられます。 コイルの巻き数と線径はFe板の脱磁特性が私には不明で決定できませんが、AC100Vのオートトランスで数十Vに電圧可変して磁力を調整すれば実現可能ではないでしょうか? 市販していれば良いのですが、設備に必要な特殊形状は社内製作が基本では? 巻き数・巻き線径は空芯コイルの理論で調べられれば計算値で出るはずです。 参考に磁気のEMC発生コイルを作成した時に、φ1mmの無酸素銅線を塩ビの巻き枠に100回巻きし、AC1Vから20Vの信号発生器を使用して、たしか100AT*?/mの妨害磁界発生試験器を作成した記憶があります。 (知恵と工夫で解決方法は色々あると思いますが・・・・・)
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- tance
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再度tanceです。 キューリー温度以上にすれば脱磁できると書きましたが、もしかして 運搬などのために使う電磁石で着磁してしまうのが問題なのでしょうか。 だとすると、その後に温度を上げることは非現実的ですね。 やはり逆磁界を与えて消磁するしかなさそうです。 全体に一応磁界を与えるのは非常に大変ですので、電磁石の構造に 合わせて同じ位置に脱磁磁界を発生させるのが良いかと思います。 それでも簡単なことではありません。実験を繰り返さないとなかなか うまくは行かないと思います。
- yonezawa_kiyo
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焼きなまし温度(バーニング)は、800-850度。 Feの(※)キューリー温度は約770度。 炉の大きさは把握してませんが、試せるか検討してみたら どうでしょうか。 (※)キュリー温度以上では、物質は純粋な常磁性として振る舞い、 磁気モーメントが整列した磁区は消失する(消磁)。 (参照:ウェキペディア キューリー温度より)
- tance
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脱磁は磁性体のBHカーブに沿って何回もループを描いて徐々にそのループを 狭めていくことで達成できます。詳細を説明すると大変長くなります。 もしくは、磁性体のキューリ温度以上に上げれば磁性は消えます。 ほかに、強力な衝撃を与えると磁性は消えます。 BHカーブの形が解っている場合は、うまく残留磁化が0になるような 点に、外部磁界により一度持っていって、外部磁界をOFFにすると 残留磁化0に戻ります。 大きな鉄板を脱磁したいとのことですが、エッジに磁化があると言っても エッジ部を脱磁すれば済む話ではありません。中心部に着磁した部分があれば それ以外の鉄はヨークの働きをして磁気をエッジ部に導きます。 やはり、全体を脱磁するしかないでしょう。 大きな脱磁装置はあるようですが、具体的には知りません。また、鉄板の 磁気特性にも大きく係わります。(保持力の大小で脱磁の難易度が 違います)(金型の脱磁装置を検索してみてください) ちょうど適度な逆磁界を与えて、それを取り去ったときの残留磁化が0 になるようなコントロールが可能ならそれが一番現実的かもしれません。 上記の、BHカーブをぐるぐる回す方法はどんな磁性体でも脱磁できますが、 磁性体を飽和させるだけの強力な磁界が必要です。大きな鉄板では それは大変なことですし、脱磁中は猛烈な音がするでしょう。 具体的な回答ではありませんが、参考になれば幸いです。