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西洋音楽史上、女性が登場していないのは?

従来の西洋音楽史には、女性がまず登場しません。よく考えてみれば、今まで聞いてきた作曲家の名前は、男性ばかりです(ベートーベンとか、バッハとか・・・。)。これは、時代背景や女性学などが関係しているのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kequ
  • ベストアンサー率62% (76/122)
回答No.2

1の方が言われる通り、近代以前でも探せばいます。↓をご覧ください。 http://music.acu.edu/www/iawm/historical/historical.html 有名どころで言えば、メンデルスゾーンの姉ですね。弟の名前で、出版したとか しないとか。最近の女性学の興隆の中で、作曲家に限らず、そういった 女性芸術家の再考は、一つのブームになってますね。 ただ、数から言えば圧倒的に少ないのは確かですし、また一般的な音楽史に 出てくるような大物は、近代以前では、せいぜい古代ギリシアのサッフォーと、 中世のビンゲンのヒルデガルトくらいでしょう。 私は美術史を学んでいるものですが、近代以前の美術史で、女性が殆ど登場 しないのは、これは完全に環境によるものです。少なくとも中世の末期以降は、 僅かな例外はあるのですが、基本的に女は職人制度から外され、 故に、幼少時代から、そういう教育を受けさせてもらえなかったのです。 中世末期から近世にかけての女性美術家は何人かいますが、彼(女)らは 家族のものが美術家であったという(職人制度からは外れたシステム)、 特別な理由を持っています。 恐らく音楽もそうでしょう。中世においては、吟遊詩人のような世俗音楽の中では 恐らくいたかと思いますが、次第に身分制度が固定されていく中で、少なくとも 作曲家という頭脳的な職業からは、排除されていったのでしょう。(というか、 そもそもそういう教育を受けられなかったのでしょう。これはその他、様々の 分野にいえることですね。)声楽でも、世俗音楽では残りますが、教会音楽では、 一部の場所では排除されていたようですし(有名なカウンタテナーとか、カストラート とかの話)。そもそもキリスト教会というのは、歴史的に女性差別的だったわけ ですから(パウロの書簡を参照してください)。

参考URL:
http://music.acu.edu/www/iawm/historical/historical.html
snoopinist
質問者

お礼

外国でも、女性は音楽を受けさせてもらえなかったりした時代があったんですね・・・。キリスト教会が、女性差別的だということは知りませんでした(^^;)パウロの書簡を参照させていただきます!!ありがとうございます!

その他の回答 (3)

  • kitanoms
  • ベストアンサー率30% (140/454)
回答No.4

cpoというちょっと変わった曲ばかり出しているドイツのCDレーベルがありますが、ここで、クララ・ヴィーク(シューマン)の全ピアノ曲を始め、ファニー・メンデルスゾーン、アルマ・マーラー、ファランから現代のグヴァイドゥーリナやグロリア・コーツなど女性作曲家の作品をまとまって聴くことができます(日本語の曲名はナクソスのHPで見ることができます)。 現代に近づくほど女性作曲家が多くなることからも、才能や向き不向きの問題よりは、社会的な制約のほうが大きかったと考えられます。

参考URL:
http://www.naxos.co.jp/
snoopinist
質問者

お礼

ありがとうございます!!さっそく聞いてみます(^^)そうですね、いきなり近代になって作曲家が増えたっていうので向き不向きが左右していたら、いきなり女性の向き不向きが変わったということになってしまいますもんね(^^;)社会的背景もあわせてみてみるのはやはり重要みたいですね☆ 回答ありがとうございました!

  • YW1
  • ベストアンサー率17% (10/58)
回答No.3

近代に入るまで、女性は男性に匹敵する仕事を持って自立することが、社会的に難しいことだったのでしょう。バッハの2番目のの奥さんはバッハが認めるほどの声楽家としての実力を持っていたと,読んだことがあります。しかし、彼が教会で彼女に歌わせることには猛烈な批判があったそうです。したがって、専門家としての評価を得ることが出来なかったと思われます。モ―ツァルトの姉すら大人になってから音楽を仕事としたとは思われません。恐らく、ロベルト シューマンの奥さんであるクララ シューマンがいわゆる近代の音楽史に残るであろう初めての女性音楽家でしょう。 但し,彼女はピアニストであり、作曲家ではありません,ね。現代では多数の女性作曲家が居られると思いますが、。。。。

snoopinist
質問者

お礼

クララ・シューマンもピアニストであるように、近代は産業革命で主種のピアノが生産され、普及率もかなり上がっていたようで、女性は演奏家が多かったようですね☆ 回答ありがとうございます!

noname#4429
noname#4429
回答No.1

こんにちは。 女性でもいなくはないですよー。 ヒルデガルド・フォン・ビンゲン、オルメス、エイミー・ビーチなど。 特にヒルデガルド・フォン・ビンゲンは12世紀の人で、 「世界初の女性音楽家」と言われています。 音楽家だけではなく、哲学者、画家、科学者、ノーベル賞受賞者 などなどの分野には女性が少ないですよね。 これは社会的な性差別の問題ではなく、男性と女性では 得意分野がちがうから、ではないでしょうか。 作家、演奏家、シンガーなどには女性が多いですから。 ……すみません、答えになってないでしょうか。。。

snoopinist
質問者

お礼

結構いたりするんですね!! 確かに得意分野の違いはあるかもしれません☆ 現在も、男性プロデューサーに女性歌手、というのが多いようなきがしますし・・・ 回答ありがとうございました!!

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