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むらさきしたる唐辛子の解釈は?

「秋晴れや むらさきしたる 唐辛子」 という俳句が手元にありますが、意味がわかりません! 「むらさきしたる」の解釈を教えてください。

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  • kine-ore
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回答No.3

「青くても有べき物を唐辛 芭蕉」 未熟の間は濃緑色なのだということか、青いままの甘味種に興を覚えたものか、未熟なままの青いとうがらしを季題に、秋の色の詠った芭蕉の句が前提にあるような気がします。 「軒下に吊るして干した唐辛子 林 翔」 唐辛子の果実は干して保存が利くようにしているのだが、昨日の今日では色に違いが見受けられないようだが、しかしいつしか変質が進んでいく、その予感。 「秋晴れやむらさきしたる唐辛子」   こうみると、この句の場合は、その予感からいつしか変質が進んでいる──そんな移ろいの発見にあるのでしょう。 ぶら下がった唐辛子、その見上げた軒越しに広がる青々した秋晴れの空、その色にも染まず負けず、くっきりと映える唐辛子の姿、いつしか赤味を増した紫色の造形。むらさきむらさきしている、その色相を詠うその裏には仄かな喜びが潜んでいるのでしょう。 やがて秋も深まってい来れば、色は更に漆色に。 「干しあげて漆びかりや唐辛子 浅井 啼魚」

akku1go
質問者

お礼

やっぱり、5・7・5には入りきらない情景があるんですね。 勉強になりました。ありがとうございます。

その他の回答 (2)

回答No.2

 紺碧の秋空が広がる下(もと)    滴る如くに鮮やかに紫の唐辛子であるのぅ

akku1go
質問者

お礼

鮮やかに紫の唐辛子。。。 やっぱり想像付きません。。 でも、解釈は書いていただいたとおりになりますよねぇ。 ありがとうございました。

回答No.1

紫(名詞)し(サ行変格活用動詞「す」の連用形)たる(完了の助動詞「たり」の連体形) 「『紫色』を『し』ている」という意味です。 http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-8046.htm  秋晴れの日が続く中でもとびきりの澄んだ青い空が広がる日、普通とは違う色の唐辛子を見かけたか、手に入れたかした感動を詠んだ句とみました。

akku1go
質問者

お礼

紫色の唐辛子、実在するようですが、 芭蕉の時代にあったかはわかりません。 芭蕉などの名人になると、 万人が同感できる句をよむものだとばっかり思っていました。。 ご回答、ありがとうございました。

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