なぜ精神主義に走ったのか？

質問

太平洋戦争中、帝国陸海軍は(とくに陸軍は）
無茶苦茶な精神主義に走ったのでしょうか？
大和魂があったとしても
アメリカにはかなうわけないですよ・・・

回答No.4

oneone101 · ベストアンサー

精神主義と合理主義
二つは同列であって道を選択するだけの違いか？
というとそうではない。

何もしないと勝手に精神主義に流れるのである。
そっちの道の方がずっとずっと楽である。
精神主義に走るのを軌道修正して合理主義に持っていくのは
大変なエネルギーが必要なのである。
日夜研究し続けなければならないし、他人の説得も骨が折れる。
とくに劣勢に立たされた時にも合理主義を貫くのは凡人には
ほぼ不可能である。
人はつらい現実を直視したくないものだから…

また、勝手に精神主義に流れる中で、合理主義を貫くには
ある種の変人である必要がある。
出る杭を打ちがちな村社会では変人の存在は許されない。
現代でもワンマン中小企業では日夜精神主義に流されまくっている。

回答No.6

hinode11

日本がアメリカに比べて、軍の装備も兵器生産力も大きく劣ることを国民は知っていました。当然、政府も軍部も知ってました。

しかし、戦争を始めるのを決めるのも終えるのを決めるのも政府であって軍部ではありません。政府が戦争をすると決めた以上、軍部は従わなければなりません。政府が開戦を決めたのに軍部が従わず戦争を始めないとしたら、それは軍の反乱でありクーデターともいいます。

いったん始めた戦争を終えるのも政府です。政府が戦争を終えると決めないのに軍部が勝手に戦いを放棄したら、それも軍の反乱でありクーデターともいいます。政府が戦争を終えると決めない以上、軍部は与えられた装備で全力を尽くすほかありません。装備が敵軍（米軍）の装備より劣っているなら精神力でカバーするほかないのです。

回答No.5

pon_1955

日本の産業の生産能力がまだまだ低かったので、精神主義で補うほかなかったからでしょう。日露戦争は、国対国の総力戦というよりは、古典的な雰囲気が残る軍隊同士の戦いでしたから、貧乏な日本でもイギリスなどから最新鋭の軍艦を買うなどして辛勝に持ち込めました。ところが、その後の第一次世界大戦を経て、戦争はとてつもない消耗戦、補給戦の様相を呈してきました。その段階で、日本は太平洋や大陸アジアの覇権を維持することなど生産力から考えて無理だったのです。しかし、組織としての発言力低下を恐れた軍部は、今更、国力に合わせた国防計画を持ち出すわけにはいかず、訳の解らん精神主義にのめりこんでいったのだと思います。

回答No.3

tande

そもそも精神主義とは何なのか？
で、その定義だと他国の軍は精神主義に走っていないのか？
そのあたりを調べたらよいと思います。

回答No.2

harumoumi

日本にも共産主義者がいました。
大陸の陸軍の首脳の中にも少なからず居たと言う話もあります。
それから敗戦革命、という敗戦によって一度政府や社会をぶち壊してから
社会主義国家を建設する、といった思想もあったようです。
一億玉砕を煽ったとも言われています。

ただ、これらの情報には正確な情報が少なく憶測の域が出ませんが、
「近衛文麿上奏文」は一つの証明にはなると思います。
近衛自身、左傾していたと言われていますが、
終戦間際に我に返ったのか、自己弁護なのか、これもまた意見が分かれているようです。

白人のアジア人に対する差別意識が根底にありますから、
そういう純粋な人々が利用されたという見方も出来ます。

冷静に考えれば勝てるはずもないように思いますが、
作戦次第では判らなかった部分もいくつかあるよう思います。
ミッドウェイ海戦はアメリカの軍事力に負けたと言うより作戦負けでしたから。
全てを一つの戦争と考えれば負けですが、緒戦は日本軍の完全勝利でした。

戦争目的を白人からのアジア開放とすれば、日本は目的を達成したといえるでしょう。
日本が東南アジアを占領した数年で、アジア各国の国民は蜂起し戦う術を身に付けて、
大戦後に再び支配を目論んだ英仏蘭などの軍隊を追い払って独立を果たしたという結果が事実としてあります。

回答No.1

tanuki4u

アメリカだって、「マニュフェスト　ディスティニー」で、明白な天命があるって思っているから、戦争したんですよ。
ということは抜きにして

１　第一次世界大戦を本気でやってない
世界の総力戦は、南北戦争が最初とも言われています。その経験者がアメリカ軍。で、最後は物量だよねってのを日本は第一次世界大戦で経験していません。

２　対中国戦では有効だった
数倍の敵に勝っているという成功経験があります。
シンガポール戦線でも、イギリス軍の方が戦力としては上です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84