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漢字 「静」
漢字 「静」 どうして「静か」なのに「争(あらそい)」の文字が入るのでしょう?
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面白いことにお気づきですね。 「静か」なのに「争い」とはこれ如何に。 「静」という文字は、「青」と「争」に分解できますね。 「争」の字は、確かに「争い」です。 ただ、「青」の「セイ」というのが、「澄みきる」という意味を持つそうです。 従って、合わせると、「争いが澄みきる」→「争いが静まる」となるのだとか。 濁った水が次第に澄んでくるようなものでしょうか。
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- SPS700
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いろいろご意見があるので、ついでに一つ。 これは藤堂明保『漢字語源辞典』に出ています。 「審なり、青 + 争声」争は音符であって、字義には関係がない。清(溜まって清らかな水)と同系のコトバ。 とあります。この説ですと、争(あらそい)の文字が入っていても問題はない訳です。TSENG と発音する単語家族に属し「すみきっている」というのが基本的な意味だとあります。
- tanuki4u
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白川静氏の説によれば 争 という字と 静 のつくり、右半分はもともと違う字が、偶然同じ形になった。 臓器類で使われる、偏としての肉月の月が天体の月とは関係なく、肉の変形であるのと同じ。 P391 常用字解より で、争 これは棒状のものを取り合うことから争いという意味になる P363 常用字解より 静のつくりは、農具のスキを手に持つ形で、青は顔料の青だそうだ。 あわせて、農具を清めて、耕作しやすくして豊作を願うという意味。
- trgovec
- ベストアンサー率52% (2538/4879)
争いをどうかする、と考えたらそう不思議ではないと思います。 「静」の部首は「青」ということになっていますが意味を担うのは「争」の方で「青」は読みを表しています。それに加え、「セイ」という音は「制」にに通じて「おしとどめる」という意味も持ちます。 そこで「争いを押しとどめる」から「しずめる・しずか」という使われ方をするようになったとのことです(新字源)。 形声文字というのは意味を担う部分と読みを担う部分からできています。読みの部分は単純に読みを表していることもありますが、同じか近い音で連想が働いていることもあります。
お礼
ご回答有難うございました。
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