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(1)n次行列の環Mn(C)の正則元の全体はGLn(C):={AはMn
(1)n次行列の環Mn(C)の正則元の全体はGLn(C):={AはMn(C)|det(A)≠0}であることを示せ。 (2)整数を成分とするn次行列Aが環Mn(Z)の正則元となる条件を述べよ。 の解答を教えていただきたいです!できれば詳しくお願いします…
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detが正則 ⇒ 行列も正則 の証明: 行列 A の i 行 j 列成分を A(i,j) と書くと、 det A = Σ[置換σについて] sgn(σ)・Π[iについて] A(i,σ(i)) と書ける。これは、行列式の定義。 この式を、A のどれかの行に注目して眺めると、 行の n 個の成分の一次結合になっている。 そのときの A(i,j) の係数を Δ(j,i) と置くと、 det A = Σ[jについて] A(i,j)・Δ(j,i) と書ける。 Δ(i,j) を i 行 j 列成分とする行列を Δ と置けば、 行列積 AΔ の対角積分が皆 det A だということになる。 また、AΔ の k 行 i 列積分は、 A の i 行を k 列のコピーで置き換えた行列 の行列式に等しくなるから、0 である。 以上より、AΔ = (det A)E が成り立つ。 ここで、det A が正則であれば、 (det A)r = 1 となる r が存在するから、 上式の両辺に r を掛けて、 A(rΔ) = E となる。
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- alice_38
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誤字訂正: 「A の i 行を k 行のコピーで置き換えた行列」
- alice_38
- ベストアンサー率43% (75/172)
正則 ⇒ detも正則 の証明: こちらは簡単。 行列方程式 AX = E の両辺の行列式をとって、 (det A)(det X) = 1。 よって、X が存在するのなら、 det A は正則でなくてはならない。
- alice_38
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(1)(2)を含んで、より一般的に、 環 H 上の行列環 Mn(H) の元 A が正則となる 必要十分条件は、行列式 det A が H 上正則なこと である。 …という定理があります。 (証明は、A No.3 で後述。) これを使えば、 (1) C は体なので、零元以外全て正則。 (2) Z で正則な元は ±1 の二つのみ。 …で解決です。
- yskfr
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(1) 任意の正則元Aは逆行列が存在し一意に定まらなくてはいけないから。 (2) ∃!A^{-1}∈Mn(Z) でしょうか?全然的外れだったらごめんなさい。