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「地面」のよみが「ぢめん」とならず「じめん」になるのはなぜ?
(1)「地球」は「ちきゅう」なのに「地面」はなんで「ぢめん」でなく「じめん」なのでしょうか。 古代語では「ぢ」と「じ」は発音上でも使い分けがあって,今でも日本の一部ではあるというのは知っています。「づ」「ず」もだいたい同じく。 私の想像では,「地面」自体新しい言葉で,だれか偉い人(文豪等)が,なんとなく,または歴史的仮名遣いからの脱却を図り「じめん」と書いたとか。 「地面」「じめん」のお初はいつなんでしょう?手元に時代別の事典がないのでさっぱりわかりません。 なお,ちょっと調べたところ,「ぢ」と読む漢字は血(例;鼻血)千(千千)散(散り散り)乳(添え乳)のみのようです。 (茅もまれに「ぢ」と読むらしい。) (初めて知ったのですが,痔って「じ」なんですね。) (2)「地」のように,もともと「ち」なのに濁点がつくと「じ」になる言葉はほかにもありますか? もともと「し」なのに「ぢ」,「つ」なのに「ず」,「す」なのに「づ」,のパターンについても,ありましたらお教えください。
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>「地」のように,もともと「ち」なのに濁点がつくと「じ」になる言葉はほかにもありますか? いえ、「地」はもともと「ジ」と読みます。ほかに「チ」という読み方もあります。だから「チ球」「ジ面」なのです。 漢和辞典をご覧いただければ一発なのですが、実は「地」という漢字に「ヂ」という読み方はありません。だから「ヂ」は使えないのです。。 「地」には「チ」と「ジ」、それに常用外で「つち」という読み方しかないため、「ヂ」と書きたいお気持ちは大変よく分かるのですが、書けないのです。 ※ちなみに、「地」を「つち」と読むのは、「天(あめ)と地(つち)」、「故郷の地(つち)を踏む」くらいの使い方しかないと思います。 なお、「鼻血」の「血」を「ぢ」と発音するのは、「連濁」と呼ばれる現象です。これは、複合語の後部要素の初頭にある(この場合「血」で一音ですが)清音が濁音に変化する現象であって、「地震」「地獄」「地面」「地代」のように、単独でも初頭が濁るのは連濁とは言いません。 つまり、「地震」の「地」を「ジ」と読むのは、「チ」が濁って「ヂ」になったのではなく、元々持っている「ジ」という読み方を適用しているということです。 しかしながら、苗字の振り仮名で「地」を「ヂ」と読ませている人はいます。これは、固有名詞ですので仕方ありません。 http://talent.yahoo.co.jp/pf/detail/pp14506
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- mukaiyama
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これは『現代仮名遣い』の中に、その理由と類例が明示されています。 【引用】 次のような語の中の「じ」「ず」は,漢字の音読みでもともと濁っているものであって,上記(1) ,(2)のいずれにもあたらず,「じ」「ず」を用いて書く。 例 じめん(地面) ぬのじ(布地) http://www.bunka.go.jp/kokugo/frame.asp?tm=20100115165952 日本語について詳しくは、主務官庁である文化庁の『国語施策情報システム』をどうぞ。 http://www.bunka.go.jp/kokugo/
- 4500rpm
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国が内閣告示・訓令で「現代仮名遣い」を定めたから。http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2527327.htmlRT
- yambejp
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地は音読みで漢音が「ち」、呉音が「じ」なので違ってもおかしくないのでは? 血は訓読みなのでたんに濁って「ぢ」となっているだけです。 (自信はない)