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集団内の自然交雑で分離比が変化しない条件
AA:Aa:aa=x:y:zで存在している集団内において 自然交雑が行われる場合、配偶子比から次世代の遺伝子型の分離比は AA:Aa:aa=(2x+y)^2:2(2x+y)(y+2z):(y+2z)^2 となるので 次世代の遺伝子型の分離比が変化しないのはx=z、 すなわちAA:Aa:aa=1:k:1と表せる集団内においてのみ ということでいいんでしょうか?
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ハーディー・ワインベルクの法則は、十分多くの世代が経過した後に到達する平衡状態で成り立つものです。その条件でなければ成立しません。 ご質問のAA:Aa:aa=2:4:1の集団は、ある母集団から一部隔離された創始者集団です。なぜなら、遺伝子頻度はA:a=4:3ですからハーディー・ワインベルクの法則が成り立つ集団では、AA:Aa:aa=16:24:9のはずだからです。 AA:Aa:aa=2:4:1の創始者集団は、遺伝子頻度がA:a=4:3だから、その後隔離されたまま代を重ねればAA:Aa:aa=16:24:9で変化しなくなる。これがハーディー・ワインベルクの法則です。
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- guragura77
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ちがいます。 >AA:Aa:aa=(2x+y)^2:2(2x+y)(y+2z):(y+2z)^2 この式で x = z = 1 を代入すると AA:Aa:aa = (y+2)^2:2(y+2)^2:(y+2)^2 = 1 : 2 : 1 になります。 つまり AA:Aa:aa=1:k:1 の次世代は常に A:Aa:aa = 1 : 2 : 1 です。 これは遺伝子の比が A : a = 1 : 1 だからそうなるのであって、 A : a = 2 : 1 なら AA:Aa:aa = 4 : 4 : 1 で分離比が一定になるでしょうし、 A : a = 1 : 3 なら AA:Aa:aa = 1 : 6 : 9 になります。 ハーディー・ワインベルクの法則を調べてみて下さい。
お礼
回答ありがとうございます 遺伝子頻度が変化しないのはいいのですが 例えば AA:Aa:aa=2:4:1(A:a=4:3)の場合 次世代の分離比は AA:Aa:aa=16:24:9 A:aは4:3のままですが、この分離比の変化は 何が原因なんでしょうか?
- ORUKA1951
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そうです。 集団の場合は、その遺伝子がA a がそもそも何個存在するかで決まりますよね。これは、二種類のコインでもわかる。 10円玉と1円玉を、それぞれ100個と10個用意します。これを振り混ぜてから2個ずつ取り出します。10円玉を優性だとしても、その子供の比は変わらない。改めて二人目の子供を作ってもらっても・・ 一組のペアの子孫と、集団では違う。何らかの淘汰圧力があれば、この構成比は変わるでしょうし、一部の偏った集団を分離すると、偏ったまま子供を作っていく。
お礼
素早い回答ありがとうございます どの参考書を見てもF2が1:2:1の場合のみで 「F3、F4・・・でも分離比は変化しない」と書いてあるので あたかも自然交雑では集団の遺伝子型の分離比は変化しないかのような 誤解を受けたので、すっきりしました!
お礼
回答ありがとうございます わかりました! AA:Aa:aa=2:4:1ってのは僕が勝手に選んだ、 言わば選択の働いた集団ってことなんですね。 つまり、これ以降、この集団が隔離されて十分に大きく、個体の出入りがなく、自然選択がなく・・・って感じでハーディー・ワインベルクの法則を満たすなら AA:Aa:aa=16:24:9のまま推移するということですね。