- 締切済み
遺伝【自家受精】
生物Iの自家受精について質問です。 (1) 丸型種子〔AA〕としわ形種子〔aa〕をかけ合わせたF1の遺伝子型は〔Aa〕 →丸型種子の配偶子は(A)、しわ形種子の配偶子は(a) (2) F1を自家受精させたF2の遺伝子型の分離比は、AA:Aa:aa=1:2:1 (3) F2を自家受精させたF3の遺伝子型の分離比は、AA:Aa:aa=3:2:3 F3を得るためには、F2のAA、Aa、aaをそれぞれ自家受精させる。 ここで質問です。 F2のAAを自家受精させるときにできる配偶子は(A)になりますよね? しかし、参考書などにはAA×AAとあり、結果4AAの比率で個体が発生しています。↓ A A A AA AA A AA AA →4AA なぜここでは配偶子はそれぞれ2つあるのでしょうか。 F1を得るときは簡単に考えられるのですが。 初歩的かつ分かりづらいかもしれませんが、教えて下さい。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- geneticist12
- ベストアンサー率67% (701/1045)
Aaから生じる配偶子がA:a=1:1としAとaを合わせて2と考える都合上、AAから生じる配偶子を2(AA'から生じる配偶子A:A'=1:1, 合わせて2)あると考えます。こうすると、どの遺伝子型の個体からも同じ数の配偶子が生じたと仮定したときの比率がそろうわけです。AAから生じる配偶子がA:a=1:0、合計1としてしまうと、AaからA+a=2の配偶子に対して半分の数の配偶子しかないことになってしまいます。 F1を例にすると、自家受精をし、すべての遺伝子型から同数の子が生じた場合、F2での各遺伝子型の全体の比率を求めることが出来るわけです。 F1 AA:Aa:aa=1:2:1, 1(AA), 2(Aa), 1(aa)と表すと、 1(AA)の自家受精 1x{(2A) x (2A)} = 4AA 2(Aa)の自家受精 2x{(1A+1a) x (1A+1a)} = 2AA+4Aa+2aa 1(aa)の自家受精 1{(2a) x (2a)} = 4aa F2の全体比率 AA:Aa:aa=6:4:6=3:2:3 ここから先は、蛇足でかえって混乱するかもしれないので無視してもいいですが、 本来なら、確率で考えるべきで、 Aaから生じる配偶子がAである確率1/2, aである確率1/2 AAから生じる配偶子がAである確率1/1=1, aである確率0 AAが自家受精して生じる子の遺伝子型ごとの確率 (1A+0a)x(1A+0a)=1AA (AAが100%) Aaが自家受粉して生じる子の遺伝子型 (1/2A+1/2a)x(1/2A+1/2a)=1/4AA+2/4Aa+1/4aa 例題 F1の自家受精でF2でAAが生じる確率 {1AA+2x(1/4AA)}/4=3/8 Aaが生じる確率 2x(2/4Aa)/4=2/8 aaが生じる確率(略) 3/8 (4で割っているのは、すべての子の頻度を足したものを分母にするため) 確率の考え方だと、ご質問のような混乱、疑問はないはずなのですが。 一説によるとカリキュラムの関係で、遺伝を教える時期には、まだ数学で確率を教えていないので、比でやるんだそうです。
- lllllooooo
- ベストアンサー率24% (7/29)
No1です。 F1を求める際 AA×aaの場合は配偶子は確かにAとaで A a Aa と思われますが、実際は A A a Aa Aa a Aa Aa となってるので、結局出てくる遺伝子型はAaなわけです。 なのでそれを割愛して上の A a Aa と書いているだけです。 それと同様の考え方です。
- lllllooooo
- ベストアンサー率24% (7/29)
そもそも自家受精とは『同一の花の中で受粉を行うこと。遺伝的に同じもの同士のかけあわせとなる』という定義です。 F2の場合、遺伝子型はAA・Aa・aaの3種類。 これらを自家受精するならば『遺伝的に同じもの同士のかけあわせ』なのでAAはAAと、AaはAaとaaはaaとのみの掛け合わせになります。 F1の時に求める際 AaはAとaの配偶子となるように、AAも同様にAとAに分かれます。 なので4AAとなるのだと思います。 同様にしてAa×Aa aa×aaをやると AA:Aa:aa=3:2:3の結果が出ると思います。 分かりにくくてすみません;;
補足
>llllloooooさん 回答、ありがとうございます。 F1を求める際の親(P) たとえば♂をAA、♀をaaとすると、AAの配偶子はA、aaの配偶子はa、よって A a Aa →F1 となりますよね。 F2のAAでは、親(P) たとえば♂をAA(配偶子はA) 、♀もAA(配偶子はA) よって A A AA にならないのでしょうか?