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赤外分光の差スペクトルの計算について質問なのですが、

赤外分光の差スペクトルの計算について質問なのですが、 差スペクトルを行うときには、なぜ吸光度で行うのですか? 例えば、サンプル1と2の差スペクトルを求めるときは、A = -logT ですので、 サンプル1と2の吸光度・透過率をそれぞれA1・T1、A2・T2とすると、 A1 - A2 = -logT1 - (-logT2) = -log(T1 / T2) となるので、透過率同士で割り算すればいいと思うのですが、どうなのでしょうか? ご回答よろしくお願いします。  

みんなの回答

  • koz7291
  • ベストアンサー率53% (96/179)
回答No.1

 こんばんは。私も、赤外分光の差スペクトルを駆使して、いろいろ研究をした経験があります。  透過率と吸光度の原理・意味は、よくご存じのことという前提で、私の考えを申します。吸光度を用いる利点は、視覚的に理解しやすい、一目瞭然だ、ということに尽きると思います。  透過率でのスペクトルであれば、吸収がある部分は、図で言えば、下向きにとがった(出っ張った)形になりますよね。吸光度だと、それが、逆の上向きになるのは、よくご存じだと思います。  「差を取る」というのは、やはり、吸収が「有る」ものが上向きである、というのが、非常に理解に結びつきやすいからだと思います。  また、「透過率同士で割り算すればいいと思う」と一言でおっしゃいますが、これを全波長(波長でも波数でも周波数でもかまいませんが)で行うのは、計算が面倒というか、膨大になるのです。  また、たとえば、音の大きさの単位「デシベル」の定義などもそうですが、人間の感覚に関する量というのは、実の量の対数に比例する、ということも、知られています。こういうことが、根底にあるのではないかと、私は思います。  私の考えを申したまでですので、間違っているかもしれません。ほかにいろいろな人のご意見をお聞きになって、ご自身でもよく調べて、もう少し考えてみてくださいね。

mgookda
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 ようするに、見やすと計算量を考慮して吸光度が使われるわけですね。 いろいろ調べてみましたが、おっしゃるとおりだと思います。 ありがとうございました。

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