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分光光度計について

分光光度計についての質問なのですが、本を見ていると波長520nmの場合、吸光度0.5以上の値は信頼性がない、という記述がありました。 これはなぜなのでしょうか? いろいろ調べてみたのですがよく分かりません。 吸光度が大きいと透過光の強度が弱く測定誤差が大きくなるのが関係するのかなとも思うのですが・・・。(それなら波長は関係ないとも思ってしまいます) どなたか分かる方、ご教授願えれば幸いです。

質問者が選んだベストアンサー

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  • ottavino
  • ベストアンサー率66% (8/12)
回答No.4

吸光度が0.5以下でないと,というのは装置が多分2光束型を想定してませんか? 試料側のみの吸光度の絶対値が1や2近くもあり,溶媒だけを入れた対照側セルだけでも0.5以上もあるような場合があると,その差はたった0.5となることもあります。 しかし実際の受光部への光量は数%以下なのだから線形性が怪しくなることがあるので気をつけましょう,と言ってるのではないでしょうか。 よく未熟な測定者が2光束型の原理を理解していないために,絶対値が3もある試料を測定して,出てきた数値を鵜呑みにし,「溶質の吸光度は0.2でした」などと言ってきます。 私は絶対値的には,可視光+紫外長波長では,吸光度2以下を信頼することにしていますし,2光束型でも一度は対照側を空にして測るように指示しています。 実際の線形性は,厳密に濃度を変えた試料を作って測って,較正直線(曲線)を作れば良いと思います。

Phis
質問者

お礼

なるほど、よく分かりました。 回答していただきありがとうございました。

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その他の回答 (3)

  • elpkc
  • ベストアンサー率53% (626/1160)
回答No.3

その話しは初めて聞きましたね。 吸光度は、0.3~0.7の間で測定するのが一番直線性があると言われています。 試験法を設定するときにも、常識的にその濃度になるような希釈をするように配慮します。 ただ波長については、そのような事が起こりえるのか、 分光光度計を作っているメーカー島津や日立に聞いてみた方がいいかもしれませんね。

Phis
質問者

お礼

なるほど、分かりました。 回答していただきありがとうございました。

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回答No.2

質問者さんもご存知だとは思いますけど、濃度が高くなると吸光度に線形性が無くなってしまうからまずい、というのはあります。 このような効果が波長に依存するとは聞いたこと無いですが。 leo-ultraさんのご回答にあるように、光源の都合上の問題なら話は通りますね。 520 nmというとタングステンランプでしょうから、この光源は一般的にそうなんだよ、と既に知られていて、大抵のメーカーのランプについて成り立つ話だということでしょうか。 だとすれば、私も気をつけないとまずいな(汗

Phis
質問者

お礼

回答していただきありがとうございます。 分光光度計はある特定のものを言っているのだと分かりました。 混乱させてしまい申し訳ありませんでした。

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  • leo-ultra
  • ベストアンサー率45% (230/504)
回答No.1

> 本を見ていると波長520nmの場合、吸光度0.5以上の値は信頼性がない、という記述がありました 何という本ですか? どういう文脈で書かれていますか? > 吸光度が大きいと透過光の強度が弱く測定誤差が大きくなるのが関係するのかなとも思うのですが・・・。(それなら波長は関係ないとも思ってしまいます) 僕もこの答えでいいと思います。 波長に測定誤差が依存する理由ですが、光源は(分光器部分も)波長依存性を持ちます。ある波長では光が強く、吸収が強くても測定ができますが、ある波長では取り出せる光が弱いため、弱い吸収までしか測定できないということではないでしょうか? しかし、本に載っていたというのが気にかかります。 光源や分光部の光強度の波長依存性は分光光度計の機種によってさまざまですから、本には書けない気がします。

Phis
質問者

お礼

回答していただきありがとうございます。 説明不足で混乱させてしまい申し訳ありません。分光光度計は一般のものを言っているのではなく特定のものを述べているものでした。 ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

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