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「控除」って何?
「控除」という言葉をよく耳にしますが 何のことをいっているのかさっぱりわかりません 子ども手当てで扶養控除がどうのとか・・(><)(扶養控除もわからないのですが) 検索しても難しくってさっぱりわかりませんでした 母子家庭にも辛い状況になるような事が書き込まれていたり・・(扶養手当が減るの減らないの・・とか・・) まもなく母子家庭になる私は 子ども手当てをあてにしていたのですが・・ 「控除」について詳しくお勉強したいです 教えて下さい 宜しくお願いします
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純粋に「控除」という言葉の意味がわからないという質問ではないと思いますが、念のため。 控除とは「差し引く」「引く」という意味です。 1000円から300円を控除すると残りは700円です。 質問者を馬鹿にしてるような回答になりかねませんので、税法の「控除」について簡単ですが説明しておきます。 働いて所得を得てる人は所得税を払う義務がでますが、税金の計算は同じ収入の人に同じ額がかかるようにはなってません。それぞれに事情があるからです。 ここに30歳の男性二人に登場してもらいましょう。 竹内君と山田君です。 二人は会社に同期入社で出世も同じで給与も賞与もまったく同じです。 年が明けて会社から源泉徴収票をもらいました。 源泉徴収票とは「会社はあなたにいくら給与を支払って、そこからいくら所得税を払った」という証明書です。 二人は仲がいいので、源泉徴収票を見比べました。 確かに給与の総額は同じでした。 でも源泉徴収税額という欄に書いてある数字が違いました。 山田君のほうか竹内君よりも2万円ほど少ないのです。 なんでだろうな?と質問した竹内君に山田君は 「おれ2年前に結婚したから、配偶者控除をうけてるんだよ」と説明しました。 山田君の奥さんは結婚して以来実家の手伝いをたまにしてるだけで無収入で、山田君が配偶者控除をうけられるのです。 その額は年間38万円です。 同じ収入ですが、38万円を「控除」して税金の計算をしますので、竹内君よりも山田君は「38万円にかかる所得税」は安くなってるわけです。 現在の最低税率は5%ですから、38万円の5%で19,000円所得税が違います。 2万円ぐらい山田君のほうが税金が少ないというのも、計算とおりです。 こういう控除を「所得控除」といいます。 あなたの所得から引いてから税金の計算をしますというわけです。 同じ控除という言葉でも「税額控除」というのがあります。 住宅取得ローン控除というのがこれです。 奥さんがいようがいまいが、子供がいようがいまいが、家を建ててローンを抱えてるってなら、税金をやすくしてしまうっていう控除です。 仮に竹内君が住宅ローン控除を受けると、ローン残高の1%の税金が安くなります。 ローン残高が2000万円なら20万円所得税が安くなるわけです。 奥さんを養っていても2万円安くなる山田君より桁違いに「税金が安く」なるわけです。 よく、新聞などで「所得控除なんかでなく税額控除制度にしろ」などという発言があるのは、税額控除のほうが減税効果が大きいからです。 税法の控除をせっかく勉強されるなら「所得控除」と「税額控除」は違うものだと知っておくと理解の助けになりますよ。 ネットで「所得控除」と検索されるとたくさん出てきます。 これは収入から所得を計算するさいに、その所得から引ける額だと思えばいいです。 奥さんがいないのに配偶者控除は受けられないのは当たり前ですが、このように所得控除でも税額控除でも「条件」があります。 その条件がチマチマと書き連られられてると「控除ってなに」状態になるでしょうね。 ご質問者の場合には寡婦控除、扶養控除が所得控除として考えられますね。 そして、大事なことは「収入から所得税を計算するさいに使用する概念だ」ということです。 ですから「私働いてないしぃ、収入ないしぃ、、」という方だと控除もへったくれもないわけです。 ただし自分自身が親御さんの扶養家族になって「親が扶養控除を受ける」場合はあります。 ところで、「子供がいるけど、子供手当てってもらえるかどうか」と「控除」とは別々の問題です。 税法改正で二つの用語が同じ紙面に載る機会が増えましたが、基本的には別のことだと思ったほうが、理解しやすいですよ。
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扶養控除の例で簡単に言いますと、働いて得た所得から扶養控除の額を差し引くということです。当然ながら所得があれば所得税が掛かりますね。何も差し引くもの(控除)がなければ、所得税を満額(正確には基礎控除等がありますので満額にはなりませんが)支払わなければいけません。控除があれば所得から控除の額を差し引いた金額に対して所得税が掛かりますので、納める所得税も少なくて済むということです。 当たり前のことですが、所得税を支払っていない人には控除は無関係の話しです。 ご参考になれば幸いです。
お礼
なるほど~!!そういうことなんですね~ 参考になりました! ありがとうございます。
- DIooggooID
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日本では、所得(年収)に応じた税額(所得税や住民税など)を 収める義務があります。 税額は、所得に応じてその割合が異なります(10%、20%、40%等)。 http://tax.xrea.jp/tax/zeiritsu.html 仮に年収が300万円であれば、その10%である30万円を所得税 として収めなければなりません。 "控除" とは、所得税率を掛け算するその元金から、差し引くことが できる金額のことを指します。 http://tt110.net/22syoto-zei/T-fuyou-koujyo.htm 例えば、家族一人を扶養しているならば、課税される300万円 から38万円を差し引くことができます。 所得額を 262万円 で、税額が計算されます。 納税額が 3万8千円 少なくなります。 扶養家族が多ければ多いほど、この控除額も大きくなります。
お礼
とてもシンプルな説明ですが、とてもわかりやすかったです。 早速 「所得税率」「扶養控除とは」のサイト、お気に入りに追加させて頂きました ありがとうございます。
お礼
知識のない私にも、山田君、竹内君の例題はとてもわかりやすかったです。 とてもわかりやすい回答(説明)ありがとうございました。