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最先端の短歌

数年前から短歌にはまりました。 ずっと、万葉、古今、新古今、百人一首、啄木、晶子、俵万智を読んでいました。 最先端の現代短歌に触れたいと思うのですが、 お勧めの方法はないでしょうか。 雑誌やサイトなどがいいのでしょうか。 2チャンネルはどうも苦手で……

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  • tatamix6
  • ベストアンサー率83% (5/6)
回答No.2

最先端の現代短歌、といって私がすぐに思いついたのは穂村弘でした。 説明するのも野暮なので好きな歌を数首挙げておきます。 ・体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ ・終バスにふたりは眠る紫の<降りますランプ>に取り囲まれて ・桟橋で愛し合ってもかまわないがんこな汚れにザブがあるから まったくなんていう感性でしょうか。かなわない、この人には。 「ラインマーカーズ―The Best of Homura Hiroshi」というベスト歌集は圧巻です。 また、著作「短歌という爆弾」は短歌指南書ですが、後半のほうには 著名な現代歌人の歌がたくさん載っていて、さらに仔細に分析もしてあります。 彼の短歌が肌に合わなかった場合もこの本はteruterumaさんが気に入るような歌人を見つける手助けになるはずです。 是非に。 あと、もうひとつだけ。 最先端というか、最前衛と言ってもいいと思いますが、そういったものは ここ最近はやはりネットのものになるんではないでしょうか。 ということで、覗いてみてほしいサイトが「現代詩フォーラム」(参考URL)です。 詩のサイトですが短歌も頻繁に投稿されています。 作者ごとにまとめられていて見やすいし、使い勝手もいいです。 このサイトと先程挙げた穂村弘著「短歌という爆弾」を読んで、 鑑賞するだけでなく、自身でも作ってみたり投稿してみるのも面白いかもしれません。 ちなみにですが、かく言う私も穂村弘を読んで短歌を作り始め、 二年ほど作りましたが、穂村弘の短歌を読み直して、自分との差を痛感し、諦めました。

参考URL:
http://po-m.com/forum/

その他の回答 (1)

  • cyototu
  • ベストアンサー率28% (393/1368)
回答No.1

貴方の質問の答えになってはおりませんが、参考になるかもしれないことを書いておきます。 まだ何方からも回答が無いようなので、最先端の歌とその返歌を一つ、 母鳩、小鳩をいとおしゅうて、銀も黄金も子供手当にと、うち撒けて詠める、 マスクメロン食(は)めば 子ども思ほゆ マロングラッセ食(は)めば まして偲(しぬ)はゆ いづくより 来たりしものそ まなかひに もとなかかりて 安眠(やすい)しなさぬ しろがねもくがねも玉も何せむに 勝れる寶子の出世じゃも  [ 山上 真暗 ] 萬尿集 より、 また、 青苔(あおのり)をいりまめにつけたる菓子、太閤の御前へ出したれば、幽斎公にむかはせ給ひ、なにとなにととありし時、 君が代は千代に八千代にさざれ石のいはほとなりてこけのむすまめ 『醒睡笑』より。(これは狂歌好きの太閤に細川幽斎が詠んだ歌です) 私の母は生きていたらそろそろ百才になります。彼女は13才まで電灯も汽車も海も見たことのない山奥の村で育ち、今で言う中学校2年生までの尋常高等小学校しか出ていませんでした。その山奥の村育ちの彼女の唯一の娯楽は、百人一首だったそうです。彼女はその歌を全部暗唱していただけではなく、その歌の替え歌も皆知っておりました。我々子供達が正月に百人一首で遊んでいると、彼女は真面目な顔をして、突然、 八重むぐら茂れる宿の垣もみじ 一枝ちょうだいあっかんべろりん や、 百敷や古けて破けてけつが出て 朝の寒さにおちんこ縮まる なんて唱え出し、皆でずっこけたことが楽しい思い出になっています。 何の高等教育も受けたことのない無学な母では在りましたが、彼女の短歌に対する奥行きの深さには感心させられていました。貴方の短歌歴をより深いものにするために、狂歌もたまには読んでみたらいかがですか。筑摩書房、古典文学全集の『川柳集、狂歌集』などが参考になりますよ。

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