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日本の古典は中国古典より知名度が高いのは何故?
古事記、日本書紀、万葉集、源氏物語、枕草子、徒然草、古今和歌集、百人一首等々の日本古典は現代でも知名度は高いのに比べ中国古典は知名度が非常に低いですよね? あれって江戸後期頃から庶民の学ぶ学問は「日本文学!」と変わっていったからなのでしょうか?
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〉日本の古典は中国古典より知名度が高いのは何故? 世界的には知名度は殆どありません 世界的には映画化された「源氏物語」だけでしょう。 中国の古典 有名な古典を時代別に挙げると以下の通り 殆どが映画化されています。 「先秦」 易経 尚書 詩経 論語 老子 孟子 荘子 列子 荀子 管子 墨子 尉繚子 鬼谷子 孫子 兵法 春秋 呉子 孫臏兵法 左伝 穀梁伝 公羊伝 国語 穆天子伝 竹書紀年 山海経 韓非子 楚辞 晏子春秋 司馬法 呂氏春秋 「秦漢」 睡虎地秦簡 蒼頡篇 戦国策 史記 新語 新書 淮南子 春秋繁露 塩鉄論 新論 漢書 白虎通徳論 四民月令 九章算術 説文解字 論衡 「魏晋南北朝」 華陽国志 後漢書 三国志 魏書 文心雕龍 世説新語 抱朴子 神仙伝 斉民要術 捜神記 述異記 「隋唐」 旧唐書 新唐書 一切経音義 唐律疏義 唐六典 貞観政要 通典 「宋」 太平御覧 太平広記 文苑英華 冊府元亀 資治通鑑 夢渓筆談 通志 太極図説 大宋宣和遺事 容斎随筆 文献通考(1317年完成) 「元明」 十八史略 永楽大典(1408年成立) 幼学瓊林 本草綱目(1578年完成、1596年上梓) 天工開物(1637年刊行) 三国志演義 水滸伝 西遊記(16世紀に大成) 金瓶梅(万暦年間(1573年~1620年)に成立) 封神演義(天啓年間(1620~1627)以前に成立) 平妖伝 三宝太監西洋記 「清」 紅楼夢 四庫全書 青楼夢 聊斎志異 閲微草堂筆記 子不語 鏡花縁 儒林外史 老残遊記 大清律例 大清会典 上記が有名どころです 中国の古典作品は多岐にわたります。時代別に挙げると、先秦時代から清朝時代までの文学作品があります。また、中国古典四大名著と呼ばれる、『三国志演義』、『水滸伝』、『西遊記』、『紅楼夢』といった小説も有名です。さらに、中国の古典では「論語」「孟子」「大学」「中庸」の4冊を「四書」と呼び、非常に重要な4冊であるとされています。
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- もこ猫ミクにゃん(@miku-chi)
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日本だからです。 日本の義務教育国語教科に古典の科目があり、その中に漢文の単元があるだけで、義務教育以外を学ぼうとしない人は日本以外の古典文学にあまり触れられないだけです。 中国ならば日本の古典よりも中国の古典の方が有名ですし、ヨーロッパならば古代ギリシア語で書かれた「イソップ寓話」やラテン文学が有名で極東の日本古典なんてほとんど知られていません。 実は世界的には日本文学は「源氏物語」よりも「窓ぎわのトットちゃん」の方が有名だとか。 日本の義務教育を受ける前ならば日本の古典よりもギリシャの古典「イソップ寓話」の方を知られているのでは? あと「グリム童話」と「アンデルセン」ですかね。 日本の古典ではかろうじて「かぐや姫(竹取物語)」「一寸法師・浦島太郎(御伽草子)」「金太郎(古今著聞集)」「桃太郎」などくらいでしょうかね。 中国のお話ならば「そんごくう(西遊記)」やディズニーで取り扱った「ムーラン(花木蘭伝説)」ならギリ知っているかな? アニメや漫画などの影響で「封神演義」「神仙伝」などの仙人や妖怪の物語もギリ?? ディズニーで扱われないほどなので日本の古典はさほど有名ではないのです。
- プロフィール設定(@PAULMACCARTNET)
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知名度は高いっていう基準は、 どこの国での基準のことですか? 日本ですか?アジア?中国?欧米?世界? 日本なら日本文学のほうが知名度高いのはあたりまえかと 思いますが・・・。
- Reynella
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江戸後期に庶民が日本文学を学んだりしてません。そもそも、ごく一部の富農や富裕な商人を除けば、「読み書き算術」を越えた「学問」なんて縁遠いものでした。明治時代だって(私の祖父母は明治生まれです)、庶民は初等教育でおわり。日本の古典を「学んだ」ことはありません。 現代、日本文学の知名度が圧倒的に中国文学より高いのは、教育制度によるものでしょう。小学校5年の国語で、「竹取物語」「百人一首」6年で「万葉集」「古今和歌集」などが登場し、学校のテストや高校入試で作品名を問われることも多いですから知名度が高いのも当然でしょう。中国の古典は、中学校ではまとまった量を読む機会はなく、故事成語、という単元があって訓読の方法を学びながら、矛盾とか五十歩百歩などの短い文を読むだけだった記憶があります。 高校でも古文・漢文、となってますが入試で漢文を外す大学も多いので触れる機会の差は圧倒的でしょう。