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日本の思想家
現代日本に世界的に知られた思想家は誰がいますか? ハーバーマスやギデンズ、ネグリみたいな。 他人の思想を研究する人ではなくて自ら思想を生み出す人です。
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- tyr134
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日本の現代を20世紀以降にして、生死に関わりなく挙げてみます。 1・西田 幾多郎(にしだ きたろう、1870年6月17日(明治3年5月19日) - 1945年(昭和20年)6月7日) 日本を代表する大哲学者。京大の教授陣などと結成した京都学派の創始者。「東洋哲学」と「西洋哲学」の融合を目指した。その思想体系は未だに世界の研究者の研究対象となっている 2・丸山 眞男(まるやま まさお、1914年3月22日 - 1996年8月15日) 20世紀の日本の思想家・政治学者の大家。その思想は、「丸山政治学」「丸山思想史学」などと呼ばれ、現在活躍中の知識人の中には、彼の思想に影響された人が多い。戦中に従軍経験及び原爆による被爆を経験。そこから、戦後の丸山思想の特徴である「自立した個人」を目指すことになる。 3・大塚 久雄(おおつか ひさお、1907年5月3日 - 1996年7月9日) 丸山と比肩をなす大家。専門は経済学だが政治・歴史・社会学全般に精通している。「丸山政治学」と並び「大塚史学」と言われる思想体系を打ち立てた。 4・小林 多喜二(こばやし たきじ、1903年10月13日 - 1933年2月20日) 日本を代表するプロレタリア文学の大家。33歳と短命ながら、後の世代に多大な影響を与えた。最近ブームになった『蟹工船』の著者でもある。 5・清水幾太郎(しみず いくたろう、1907年7月9日 - 1988年8月10日) 戦後に活躍した社会学者及び評論家。60年代安保の時にはその急先鋒として平和運動(反米運動)活動を行なった。しかし、60年安保の総括を行なってからは、運動からは離れ文筆活動にいそしむ。文章の達人としてもしられ、『論文の書き方』という文章論ともいえる本を書いている。また、国防を論じた『日本よ国家たれ――核の選択』は大きな反響を呼んだ。 6・林 達夫(はやし たつお、1896年11月20日 - 1984年4月25日) 西洋精神史の研究、著述で多大な貢献をした思想家・評論家。 平凡社刊の『世界大百科事典』の編集責任者となった。 7・井筒 俊彦(いづつ としひこ、1914年5月4日 - 1993年1月7日) 東洋思想の研究者。また言語学者でもあり20カ国語習得していた。 8永井 均(ながい ひとし、1951年11月10日 - ) 現・日本大学文理学部教授。専攻は、哲学及び倫理学。「自我論」という独特の視点から、「私と他者」関係(哲学用語で「独我論」と言われるモノ)など形而上学的な難問に取り組んでいる。 9・梅原 猛(うめはら たけし、1925年3月20日 - ) 京都市立芸術大学名誉教授。西田幾多郎・田辺元など京都学派の哲学にから出発し、ギリシャ哲学・西洋哲学に加え仏教や神道など幅広く研究を行なっている。その博識な知識を生かした独特な仮説を立て、しばしばその節を巡って論争が行なわれている。多神教は一神教より本質的に「寛容であり優れている」という多神教優位論の熱烈な主張者であり、日本人の文化的優位性を唱えている 10・岡田 英弘(おかだ ひでひろ、1931年 - ) 東京外国語大学名誉教授。モンゴル史の研究から出発し、「世界史」の始まりをモンゴル帝国に求めるなど、独特な史観「岡田史観」を唱えている。同業者(歴史家)からは懐疑的な意見が提出される一方で、強く支持する層もいる。現在はモンゴル史のみならず、中国・朝鮮半島・日本などアジア地域の研究も行なっている。また、積極的に世間に向かって(新聞や雑誌などで)自説を述べている。 とまぁ、こんな感じでしょうか。 torigarajiさんの言われる「自ら思想を生み出す人」にどこまで迫れたかは分かりませんが、参考になれば幸いです。
- tomo397716
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思想家というカテゴリーに当てはめると頭を悩ませますが、新渡戸稲造や夏目漱石などは世界に誇れる人物だと思いますよ。最近では松下幸之助さんや稲盛和夫さん(KDDI創設者)なんかは参考になりますね。
- cyototu
- ベストアンサー率28% (393/1368)
>他人の思想を研究する人ではなくて自ら思想を生み出す人です。 は、いつの世でも幾らでもいると思います。そして、その思索が大変な深みに到達する人もいつの世でも、幾らでもいると思います。ただし、それが世界的に知られるかどうかは全く別問題で、そのことに関して現在の日本人は大変なハンデキャップを背負わされています。 そもそも思想とは、その人の埋め込まれている文化に決定的に依存しています。文化とは、価値観の総体であり、したがって文化の違いとは、価値観の違いを意味します。そして、各民族に固有な価値観は、その民族独特の言語やその構造、そして歴史的偶然の積み重ねで発展して来たものですから、各民族にはそれぞれ固有な文化がある。この固有性を、我々は個性と呼んでいるわけです。そして、民族の数だけの個性が在り、それが人類を多様で知的に豊かなものにしているわけです。同じ現象を表現するにも、それが例えば日本語で表現されるか、英語で表現されるかで、見ている世界が全然違ってしまうことがしばしば起こります。そしてそれで良いのです。その違いが、上で述べた人類の世界観の多様性の土台になっているのですから。 生物の進化を見れば分かりますように、一般的で均一な存在形態から特殊な形態に分岐して行く方向に進化の向きが在り、決して、特殊な形態から一般的で共通な形態に統一される方向には向いていません。即ち、一般から特殊へが進化であり、特殊から一般へは退化です。そのことからも分かりますように、思索がより深い物に昇華するとは、必然的に、その人が埋め込まれている文化の個性の特殊性を強調する方向に向いているのであり、したがって、思索の深化とは、人間という一般的な存在から、例えば日本人なら、日本人としての存在とは何か、そして、自分とは何かと言う方向に向いているのです。その反対に、日本人という特殊な存在から、では人間とは何かというような、生物の進化に反するような方向には向いては居りません。 このあたりの事情が、経験の未熟な若い方には理解しずらいらしく、自分が幼児から思春期への成長の過程で経験した単純な体験を、学問や思想、あるいは思索の世界に敷衍してしまうようです。すなわち、自分から家族へ、家族から学校や町へ、学校や町から国へ、国から世界へ、そして人類へと、人から教わることなく目覚めて行った、したがって別に深い思索を必要としない一般化への体験を単純に敷衍して、学問や思想、あるいは思索の世界でも、それと同じく、特殊から一般化の方向が、進化の方向であると誤解している方が多いようです。くどいようですが、生物の進化はその反対に流れています。 さてこのことから、思索が深まれば深まるほど、その人の埋め込まれている文化に固有な価値観に対する認識の深さに影響されて来ますから、その文化の個性故に、その価値観を体験的に共有していない他の文化に属する人には、その思索の深化が、なかなか理解できないものになって来ます。 それでも、たまたま軍事的、経済的に覇を握り、圧倒的な力を持った文化を目の前に見せられると、他の文化に属する人間でも、その利益の一端に預かろうとして、その文化の言葉や、考え方を勉強し始めるのは、大変自然なことです。事実、アメリカでもヨーロッパでも、日本の経済的なバブルが弾ける直前の日本の破竹の経済的進歩をみて、何処の大学でも日本語を勉強する学生の数が飛躍的に伸びていました。ところが、そのバブル崩壊後、世界の人々は、未来は中国にありと考えるようになり、日本語を勉強する学生の数は一頃と比べて、大分少なくなり、それに比べて、中国語を勉強する学生の数が飛躍的に伸びました。 ところが、そのような、欧米の学生の嗜好の揺らぎなどは、世界全体の流れから見ると小さいようです。それよりも遥かに重要なのは、欧米人以外の人々は、相変わらず、欧米語を勉強しているということです。そのような状況では、軍事や経済ばかりでなく、思想に関しても、欧米の価値観に基づき、欧米の言語を使って書かないことには、世界的には誰も相手にしては貰えません。したがって、このように欧米が覇を握っている状況では、この多様な文化の寄り集まりで出来ている人類の中で、特に欧米の価値観を深化させた思想のみが、世界的に高く評価されてしまうのです。また、残念なことに、非欧米文化に属して欧米文化の勉強をしている人達の中には、欧米の価値観を深化させることのみが思想の深化であると誤解している方も多く見かけるようです。 上にも述べましたが、思想の深化は、その人の属している文化の個性に決定的な影響されながら為される行為です。そして、それが人類を多様で知的に豊かなものにして行くのです。しかし、このような現今の状況では、日本固有の思索をどんなに深化させたところで、日本語の読めない外国人にも、また、欧米文化を勉強している日本人達にも、なかなかその深化に気が付いてもらえないのは、止む負えないと思います。したがって、欧米が覇を握っている世界状況では、日本人が日本人としての固有な価値観ではなくて欧米人の価値観で物を考え、日本語ではなくて欧米人の言葉を使って書かない限り、即ち、自分の庭の芝生を緑にするのではなくて、隣の家の芝生を緑にしてあげない限り、日本人の中から世界的に影響を与えることの出来る思想家が出てくるのは、大変難しいと思います。
- ENERGEIA
- ベストアンサー率10% (3/28)
有名な人は知りませんが、無名の思想家であればこちらがそうではないでしょうか。http://blog.goo.ne.jp/amatsu_kami/