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初心者のための良書(思想・歴史)
カテに迷いましたがこちらでお願いします。 19世紀以降の思想がざっと分かる良書を教えてください。 理系(物理が好きな人です)の友人に頼まれたんですが、現代社会の実相を 歴史を振り返りつつ考えたいけど、世界史・思想史・宗教・文学などに疎いので 分かりやすく教えてと言われました。 まず世界史を一から読んでといいたいところではありますが、近代史以降で マルクス、ウェーバー、フロイト、ハイデガー、フッサール、カント、サルトルあたりを 宗教や文化をも絡めつつ説明してある本がいいかなと思います。 よろしくお願いします。
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フランソワ シャトレ (編集) 竹内 良知 (翻訳) 「近代世界の哲学」がおすすめ。 そのシリーズの中の 第5巻 野田又夫監訳 「西洋哲学の知 (哲学と歴史カントからマルクスへ)」 加えて、第6巻 花田圭介監訳 「西洋哲学の知(産業社会の哲学ニーチェからフッサールへ)」を お読みください。 (カント・マルクスにこだわらないなら第6巻のみをおすすめ) 個人的には、 カントは別格、 「マルクスは哲学者である」とはいいがたい、と思われ、 カント+新カント学派は、 個別に読んだほうがいいと思います。
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- irresoluti
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まじめな本はまじめな回答者の方々からいくらでも出ると思いますので、 初習者向けということで「図解雑学 哲学(ナツメ社)」をおすすめします。 哲学・宗教に関して、各人の思想が解説1ページ、図解1ページで表現されています。 おそらくこの本を挙げるとあらゆる分野の先生が激怒なさると思います。というのも、当たり前ですが、いかなる思想でも2ページで理解出来る訳ではないからです。むしろ、大半の思想は生半可な解説によって誤った解釈をされていることが多く、害ですらあります。 しかし、そうであっても簡単なカタログとしては役に立ちますし、カタログとしての限られた枠のうちでは、かなり頑張っている本だと思います。詳しくない方が「だいたいこんなものか」と思うのには最適だと思いますし、もし興味が沸いたなら、詳しい本を読んで「あの本のアレは間違ってるだろ!」と思えばいいだけのことです。思想に関しては、第一印象が後々まで引きずられることはありません。そもそも、ある思想家の生涯の内ですら細かい考えがコロコロと変わっていくのですから。 現在フッサール現象学を専攻していますが、今の立場からするとこの本のフッサールの項は色んな大切な部分をカットしていて呆れるものです。他の思想家に関しても「ザックリ言い過ぎだ」と失笑します。しかし、この本がなければそう思うこともできなかったでしょう。 ついでにフッサールだけに限って言えば、「これが現象学だ(谷徹、講談社現代新書)」をおすすめします。この次にフッサール本人の「現象学の理念」を読めば、誤解なく入れます。
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ご丁寧な回答ありがとうございます。 こういった書籍でざっくり理解したのち、個別に勉強するのが適当かもしれませんね、大まかな体系が理解できそうです。ぜひ友人に薦めたいと思います。 ありがとうございました!
- HANANOKEIJ
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- magga
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近代の仏教周りの歴史なら 『大アジア思想活劇』 ↓ 『アンベードカルの生涯』 ↓ 『破天』 ↓ 『スマナサーラ長老の書籍』 と読んでいくと近代仏教の思想の流れの一片がわかると思いますよ。 大元の仏教の内容を知りたければサンガ出版の「仏法」がオススメです。反信仰的反宗教的な分析的具体的かつ現実的なものであるとの発見があると思います。その教えがどのように変更されて新たな宗教が生まれてきたのかも良い思索になると思いますよ。
お礼
仏教は私自信が興味あるのでいずれ読んでみたいと思います。 日本がアジアとの共生を考えるいま、仏教はやはり必読なのかなと思いました。 ご丁寧にありがとうございました!
お礼
Amazonで見てみましたが、どれも興味深いシリーズですね。 友人に勧めるより自分が読みたくなりました。 学術書は探しにくいのでありがたいです。 ご丁寧にありがとうございました。