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『楽』の起源
漢字の『楽』という字にはご存知のように多種あるわけですが、『楽な(=easyな)』という意味で楽が使用されるのがいまいち解せません。 それなりに起源も調べてみたのですが、 そもそもは楽器や音楽としての『楽』が発祥であり、 転じて『楽しい』となる、とは把握できても『楽な』の楽がどのように繋がるのでしょうか。 『楽』であることは必ずしも『楽しい』わけではない、 語弊を恐れず言えばむしろ逆なのではないのか、 と思うのですが。 どなたか起源ご存知であれば、 お教えいただければと思います。
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- tanuki4u
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楽をするほうの意味から 楽を受ける方の意味に転じたんじゃないのかな。
- trgovec
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ご質問の要点はもはや漢字の起源ではなく、日本語で「楽」を easy の意味に使うようになったいきさつということになります。 というのも、「音楽」、ひいて「たのしむ/い(よろこばしい・やすらか)」「このむ」「いやす」までは中国で発生した意味用法ですが(「ガク」が「音楽」、「ラク」が楽しむ、あとの二つは日本ではほとんど使いませんが「ゴウ」で「このむ」、「ロウ」で「いやす」です)、「楽な」とか「楽ちん」で使われる意味は“国訓”という日本独自のものです。漢和辞典(新字源)ではこういう意味の「らく」は訓読みとしています。 国訓は意味の拡大解釈であったり誤解であったりしますが、「らく」については手許の資料で調べられませんでした。よって想像になりますが、「楽園」や「楽観」などの「たのしい・やすらか」という意味から、たとえば、楽園では苦労することがないから何でも「らく」、楽しく前向きに見ることから転じて物事を「きらくに」見る、というように派生してきたのではと想像します。どなたかが根拠のしっかりした説を挙げられることを望みます。
- 777numeros
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