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さけという字についてお教えください
「さけ」(飲む「おさけ」のこと)という漢字は、「さんずい」に西に似た字を書きます。 この西に似た部分ですが、中が横棒2本と1本と、ふたとおりの書き方がありますよね。 横棒1本の場合は、「八」「ル」のように曲げて書きますよね。 横棒2本の場合は、縦の2本を曲げないで書きますよね。 私の見た感じでは さかやさんの看板では横棒1本の書き方になっている場合が多く、 飲み屋の赤提燈では2本になっていることが多いようです。 今の学校ではどちらの書き方で教えているのでしょうか?
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酉という字ですが、縦線をまっすぐにして、横線を一本増やした字体が伝統的な楷書の字体です。 中国の明の時代に康煕字典という字典が皇帝の命により作られましたが、この康煕字典で採用しているのが「酉」という字体で活字体(明朝体)です。康煕字典の活字は楷書の字体だけでなく、篆書などのさらに古い字体も参考にして作られたもので、楷書とはいろいろと違っていることもあり、酉はその一例です。 康煕字典は権威があり、印刷物は全て同じ字体で印刷されるようになりました。手書きの文字についてはもともと明朝体は手で書くための字体ではないので、まねる必要はなかったのですが、権威に押されて徐々に明朝体に似た字が使われるようになりました。 というわけで、学校では活字と同じような字体、つまり縦棒を曲げるほうの字体を教えています。不必要な誤解を避けるためにも、若い人を相手にしたときはこの字体の方がよいでしょう。 一方、書道では曲げずに横棒が一本多い字体で書いた方が使われています。赤提灯にこの字体が多いのは毛筆で書いたように見せ掛けたものが多いからではないかと思われます。 糸偏の下側を「点三つ」にするか「小」にするかと似たような問題でしょう。
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酒にはこの字しかありませんよ。 焼酎、飲酒、酒豪、酒色、酒食、酒気(帯び運転)など。 飲み屋の提灯は手書きで八の部分を横棒(ー)にしていませんか。八があってなお横棒二本なら業界の特殊文字(縁起担ぎ)の可能性もあります。もともとはさんずいなしでもサケを表していたようです。この漢字の元になった字は酒用のカメ、ツボの象形文字と漢語辞典にあります。
- minarai
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KEIKO49Aさんのご質問の趣旨は、「さけ」の字の右側は、「酒」のように縦棒を曲げて書くのか、「価」の右側と同じでまっすぐに書くのか(もちろん横棒は1本あとから書くけど) ・・・ってことですか? どちらでもよいと思ってました。
- telescope
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行書体で 「酉」の「八」や「ル」のような部分を「廿」のように書く場合があります。 「廿」の下の横棒をその下の横棒と続けて書くと横棒が2本あるように見えます。 「書体事典」にそのような書体が載っていると思います。書店では、辞書のコーナーか書道のコーナーにあります。 赤提灯では行書体を使っているので、そのように見えるのだと思います。 学校では、楷書体を教えていますので、横棒1本の「酒」を教えていると思います。 (教科書では、教科書体という書体を使っていますが、楷書体に準ずるものです)
- zephyr-breeze
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横棒一本の漢字と二本の漢字は別の字です。 横棒二本は飲む酒ですが、横棒一本は「洒脱」「瀟洒」といった熟語で使われる「洒」という字で「しゃ」と読みます.意味は「あらう」とか「さっぱりした」という意味です。
補足
私の質問の仕方がよくなかったです。 あくまでも、私の言っているのは、 西に似た部分の内側(中)のことです。 横棒1本と2本というのは、 一番下の横棒も含めると、2本と3本になります。
お礼
私も調べてみましたが、このご回答(No.6)のような表現がもっとも適切であると感じました。 隷書・伝統的な楷書では、横棒2本(赤提燈の字)が優勢。 金文でもこの形(横棒2本)。 歴史的に見ると、 横棒1本が変化して横棒2本になったのではなくて、 横棒2本がもともとの形のようです。