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青い文学「こころ」後編でなぜお嬢さんは駅に来なかった?
タイトルどうりです。 青い文学というアニメ8話 夏目漱石の「こころ」で、後編は原作にないKの視点で描かれた特別編ということでしたが、Kと駆け落ちの約束をしたお嬢さんはどうして駅に来なかったのでしょうか? 縁談の話がまとまってしまったからかなとも思いましたが、駆け落ちをあきらめる理由にはなりませんよね? それとも、お嬢さんは本当にKをからかっていたのでしょうか? 最後のシーンを見る限りではそうは思えません。 ちなみに私は原作を一部しか読んだことがありません。 原作を読めばわかることでしたら、”原作を全部読めばわかります。”という回答でも結構です。 わかる方がいらしたら回答お願いします。
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- jyuminas
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『お嬢さんはひまわりの花のような人だった??。』 これが答えなのではないでしょうか? つまり、お嬢さんは先生にもKにも愛情をそそぐような人だったのです。 どちらとも好きだったのです。 おそらく、駆け落ちの約束をしたときは本気でそうしようと思ったのだと思いますが、 土壇場になったら選びきれなかったのです。 Kも最後にはそのことに気づいたのではないでしょうか? アニメ版の描写では、Kは自殺する前は先生のことを殺そうとしました。 だけど、その前にお嬢さんは自分にも先生にも愛情をそそいでいることに気がついたのです。 だから、先生を殺すことはできず、自殺した。 これが、僕の解釈です。 ひまわりのような人と言えば聞こえはいいですが、僕にとってしてみれば、お嬢さんは悪女にしか見えないですw
作者の意図はあくまで推測の域を超えませんが、お嬢さんは「どちらかを選べば、どちらかが傷つく」ことを恐れた、また「どちらかを選べば、他方を失う」ことに気づき、自らも苦悩から逃れ、また先生とKの憂いや恨みをなくすために、結局は両方から離れることにしたのではないでしょうか。『源氏物語』の「浮舟」の心境に近かったのではないかと思われます。
- jona-liv
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はじめまして。よろしくお願いしますm(_ _)m 原作を読んでも推測する事しかできませんが…その後のKの自殺とも関わりがあると思います。 芸術家と呼ばれる人は、えてして一般人とは違う感性で世界を捉えているものだと思います。それがひとつしかない感性だからこそ価値がある反面で、それを分かち合うことは誰ともできない孤独があって… Kは芸術家でした。先生は芸術家になりたくてもなりきれない一般人でした。 もしかしたらお嬢さんはどちらも好きだったのかもしれません。どちらかというとKが好きだったのかも…でも、好きだからKが芸術家だということを知っていたのかもしれません。 分かち合う事のない孤独と向き合うのが怖かったのか、自分が何かを共有してしまうことでKの感性を潰してしまうのが怖かったのか…分かりませんが、私はお嬢さんが来なかった理由はその辺にある気がします。 そして、一般人の先生を選んだ。 Kはお嬢さんをとられたから自殺したのではないと思います。 芸術家として生きようとしていた自分を曲げたこと、それでも曲がりきれなかった事に絶望したのではないでしょうか。 物書きとそれを読む人々の間には、そんな隔たりがあること、漱石が伝えたかったのがそんなことかは分かりませんが、私はそう読みました。 そのK視点の本は読んでないので、参考になるかは分かりませんが… 私は漱石が先生とK、どちらに自分を投影していたのか、それが未だに分かりません… 長文すみませんでしたm(_ _)m何か参考にしていただければ幸いです。
お礼
回答ありがとうございますm()m 参考になりました。 一応原作も読んでみようと思いますが、まだちょっとモヤモヤした感じです。 自分は、Kが自殺した理由については、”先生とお嬢さんを疑った自分を恥じたから”だと思いました。 芸術家として~絶望した。も共感です。
お礼
回答ありがとうございますm()m >「どちらかを選べば、他方を失う」ことに気づき、自らも苦悩から逃れ、また先生とKの憂いや恨みをなくすために、結局は両方から離れることにした。 なるほど、この考えは自分にとっては結構説得力があります。 その考えが自然な気がしてきました。 新しく気がついたことなんですが、 先生が、お嬢さんのお母さんに 「最近は物騒なので、お嬢さんから目を離さないでくれ」 と言っていたので、お母さんがお嬢さんが出かけるのを許さなかった可能性もあるなと思いました。