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SD法:コンセプト間の差異についてのt検定
大学の授業でSD法を用いた調査を行い、できれば「コンセプト間の差異についてのt検定」を行うよう、教授に言われました。 今回の調査は9種類の項目(対象)を用いて、形容詞(意味尺度)は12通りで行いました。 各意味尺度の平均値(をグラフ化したもの)だけでみると、9種類の項目は5つのグループ(同じような結果が出たもの)に分けられます。 この場合、「コンセプト間の差異についてのt検定」は、1つ1つのコンセプトごとに行わなければならないのでしょうか? また、そうであるにせよないにせよ、詳しく方法を説明していただけるとありがたいです。 上手く説明できず、ご迷惑をおかけしたら申し訳ないです。 お力添え、よろしくお願いします。
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- vzb04330
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回答No.1
心理学の教員です。 SD法で測定されたコンセプトが9種類ある、ということですね。 ということは、9種類のコンセプト相互の間で、平均値に差があるかどうかの検定を行うことになります。 この場合、心理統計学で学ばれたこととは思いますが、t検定を繰り返し実施するのは、不適切です。 なぜならば、1回の検定において、有意水準を5%に設定したとしても、それを繰り返すことによって、全体としてみると、有意水準がどんどん甘くなるからです。 3群以上の間で平均値の差の検定を実施するのであれば、分散分析法を用い、分散分析で有意差が認められた場合に、事後の検定として、多重比較(対比較)を行うのが、通常の手順です。 ここで用いられる多重比較では、有意水準が甘くならないように工夫された方法が用いられます。