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t検定について教えてください
t検定の勉強をしていますが、よくわかりません。 よく山形の曲線を描いた検定統計量のグラフが出てきて、 グラフの両端が棄却域であるといった説明がなされていますが、 この検定統計量とは何を表しているのですか? グラフの縦軸、横軸の意味を例を用いて わかりやすく教えてください。 一応26歳ですが、中学生に説明するつもりでお願いします。
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#1,2です。 t値とは、2つの山がどのくらいずれているかを示す値です。たくさんずれていれば「両者は違う山から出てきた標本らしい」という結論が導かれます。 簡単に言えば、2つの山の平均値の差をσ(標準偏差)で割れば、単位のない「比較する意味のある」数値が出てきます。これがtのもとになる考え方です。 しかし、さらに「標準化(または正規化)」という作業が必要です。例えばA氏とB氏とどちらが肥満か、というときに、両者の体重だけを比べても多少は意味がありますが、まだ不正確です。そこで、体重を「身長の2乗」で割ると、かなり意味のある値になります。 同様に、2つの山の平均が10センチずれている、としても、それそれが平べったい山か、急峻な山かによって、意味が違います。また5個ずつ比べたのか、100個ずつ比べたのかによっても、判断が大きく違います。 そこで、この10センチを、山の平べったさ(σ)で割ったり、データの多さ(データ数の平方根)を掛けたりして、どんな場合でも「同じtなら同じ評価」ができるように工夫が加えられています。 さらに詳しいことは、ネットで解説がたくさん見られますので、参照してください。
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- Ishiwara
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#1です。 説明不完全のところがありました。 × f(t) とは、1回の実験で t の計算値が t と t+dt の間に入る確率です。 ○ f(t) とは、1回の実験で t の計算値が t と t+dt の間に入る確率を dt で割った値です(dt は微小区間)。
- Ishiwara
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条件が全く同じ実験を非常に多数回(1万回とか1億回とか)行って、そのつどtを計算してヒストグラムにしたものが「t分布」の曲線と考えていいでしょう。横軸は t であり、縦軸は f(t) です。f(t) とは、1回の実験で t の計算値が t と t+dt の間に入る確率です。言い換えれば t1 ~ t2 の範囲に入る確率は、この区間で f(t) が作る面積(積分)となります。確率は無単位ですから、縦軸 f(t) の単位は、横軸 t の単位の逆数です。 さて、t=t0.05 より右(t=∞まで)の面積が 0.05 であるように、t0.05 を定義します。 ある1回の実験で求めた t が t0.05 よりも大きかった場合、次の2つの考え方があります。 (1) たまには、こういうこともあるさ。 (2) このように大きくする原因があると考えたほうがいい。 どちらを採るかは自由なのですが、統計学では「結果が有意である」という言い方をして、判断する人に (2) を勧めているのです。 中学生では「積分」を習っていないので、もっと概念的な説明になってしまうと思いますが。
補足
t値とはどういう値ですか?