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「水につけたので」「水につけてしまったので」どんな区別がありますか
こんにちは、外国人です、 (1)「水につけたので」と(2)「水につけてしまったので」どんな区別がありますか (2)番目は「不注意で水につけました」という意味が含まれていますか、 ありがとう、ございます、以上、宜しくお願いいたします、
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1)先日,カメラを水につけたので,いま修理にだしている。 2)先日,カメラを水につけてしまったので,いま修理にだしている。 この場合は,両方いえると思います。どちらも「不注意で水の中に落とした」と推測されますが,1)は他人事のように事実を淡々と述べている感じです。男性ならこういう人は少なくないと思います。いっぽう2)は,「後悔している」という話者の感情が入っている感じがします。 3)先日の水害で振り袖を水につけたので,もう着られなくなった。 4)先日の水害で振り袖を水につけてしまったので,もう着られなくなった。 こういう場合,3)はかなり不自然な文章です。4)では,振り袖(晴れ着)を水につけたのが自分の不注意によるかどうかは,判断できないと思います。つまり,増水が速くて自分の身を守るのが精一杯だった(不可抗力といえる)のかもしれませんし,振り袖を風呂敷に包んで逃げようとしたときに,結び目が緩くてほどけて中身を落としてしまった(自分の不注意といえる)のかもしれません。 5)資源回収に出すガラス瓶を一晩水につけたので,ラベルがはげやすい。 6)資源回収に出す新聞紙を水につけてしまったので,持っていってもらえなかった。 これらでは,水につけた状況が逆です。5)は,意図的に水につけたわけです。6)は,自分の不注意で水につけ,悪い結果をまねいた意味になります。
- kogotokaubewe
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この場合の「しまう」の用法は次の通りですね。 ------------------------------ http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%86&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=09769008361600 6 (補助動詞)主に動詞の連用形に接続助詞「て」を添えた語に付く。 (1)その動作・行為が完了する、すっかりその状態になる意を表す。「早く食べて―・いなさい」「所帯染みて―・う」「あきれて―・う」 (2)そのつもりでないのに、ある事態が実現する意を表す。「負けて―・った」「まずいところを見られて―・った」 ------------------------------ > 「不注意で水につけました」 という意味が含まれるというのは、上の辞書の(2)の場合ですね。確かにそういう意味が含まれる場合が多いでしょう。 しかし、(1)の場合もありえます。 無理やり例を作ってみましょう。 A君は寮生活をしていて、洗濯は寮母のおばさんがやってくれます。 そのA君は、恋人のB子さんからプレゼントしてもらった大事なセーターを、汚れないうちに早めにと、寮母さんに洗濯してくれるよう頼みました。 ところがその直後、B子さんが会いたいと連絡してきました。A君はどうせならプレゼントしてもらったセーターを着てB子さんに会いたいと思って、あわてて寮母さんの所へ行き、セーターを返してもらうように言いました。寮母さんは言いました。 「あ、あのセーターね。もう水につけてしまったので、着るわけにはいかないよ。」 この場合は頼まれたことをしただけで、不注意ではありません。 もっと分かりやすい例を挙げてみましょう A君は先生から提出するように言われたレポートを早々と完成させ、締め切り数日前に提出しました。その直後、同級生のC君が、参考にしたいからレポートを見せてほしいと頼みにきました。 「レポートはもう提出してしまったので、見せることはできません。」 これもしなければならないことをきちんとしただけで、不注意ではまったくありません。 C君に頼まれたのは提出した後です。前もってC君に見せてと頼まれていたのに、見せずに提出したならば「不注意」でしょうが。 引用した辞書の(1)の、レポートを提出するという「動作・行為が完了する」、レポートは提出済みであるという状態に「すっかり」なっているということを表す用法ですね。 「水につけたので」「提出したので」などの「しまう」が含まれていない言い方では、当然「しまう」が持っている意味が含まれていません。
- Yusura
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>(2)番目は「不注意で水につけました」という意味が含まれていますか おっしゃるとおりだと思います。 (1)「水につけた」は「自分の意志で水に漬けた」、 (2)「水につけてしまった」は、自分の希望とは反して、水につけるつもりはなかったのに水に落としてしまったというニュアンスになると思います。