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長調と短調の区別について
長調と短調の区別が良く理解できません。長音階は基準音から3番目と4番目の間と7番目と8番目が半音、短音階は…2番目と3番目…5番目と6番目が半音、以上の様にして暗記する以外に内のでしょうか? 何か他の理論でもあれば解りやすくご説明お願い致します。
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こんにちわ cdj66210さんのご質問が、とても高度な書かれ方ですので、ほかのご回答の方々もそれぞれ高度にご返答されていますが、大変失礼かもしれませんが「短調」「長調」がわからない、というご質問の主旨そのものがほんとうだと受けとめて、私としては、ほんとうに音楽がよくわからない初心者の方を想定したわかりやすい説明をしてみましょう。 第一に超おおざっぱで、長調=「楽しく陽気な気分の音階」。短調=「さみしく悲しくなるような気分の音階」。と小学校で最初には教えていますね。 しかし、短調には#1のかたがお答えのとおり、「自然的短音階」「旋律的短音階」「和声的短音階」と3種類あります。(それぞれの違いは下の参考ホームページをごらんください*) dj66210さんのご質問は、そのような単純なものではない、「長調と短調という分類があるのは知っているが、世の中には長調とも短調ともつかない音階があるじゃないか?それらは一体、長調なの?短調なの?」というご質問かとも思います。 そのとおり、ちまたの五線譜で記述できる西洋音階だけでも、短調でもない長調でもない音階がたくさんあります。 dj66210さんのお手元にピアノ(オルガンでもピアニカでもアコーデオンでも鍵盤があればOKです)はありますか? シャープもフラットもつかわない(黒鍵はつかわず全部白鍵だけで)と考えてください。 「ドからはじまるドレミファソラシド」=いわゆる長音階です。これをちょっと難しく言うとギリシャの「イオニア音階」といいます。 「レからはじまるレミファソラシドレ」=これは短調みたいに寂しいという気もするし、長調みたいに陽気かもしれないしよくわかりませんね。これは長調でも短調でもありません。ギリシャ音階では「ドリア音階」と呼んでいます。 おなじく「ミから」=「フリギア音階」 「ファから」=「リディア音階」 「ソから」=「ミクソリディア音階」 「シから」=「ロクリア音階」 と呼ばれていて、長調でも短調でもありません。 上の例で「ラ」からはじまる音階をわざと外したのは、これがずばり単純な「自然的短音階」だからです。ギリシャ音階では「エオリア音階」といいます。 ですから、ご質問の「長調」「短調」に限った「一番わかりやすい丸暗記のしかた」としては、「ド」からはじまる音階か、「ラ」からはじまる音階、という丸暗記が一番単純で、それ以外に長調でも短調でもない音階がたくさんある(上記ギリシャ音階以外にもっとたくさんあります)、けれど、それらは長調でも短調でもないから無視、ということでもよろしいかと思いますがいかがでしょうか・ そんなことはもう知ってらあい(^^)ということでしたら大変失礼しました。。。お許しください。
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- lilact
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下に書いたことは、質問の文と同じでしたね。失礼しました。 私が丸暗記と書いた意味は、例えば ニ長調だったら レミファ♯ソラシド♯レ ニ短調だったら レミファソラシ♭ドレ というように丸暗記するという意味です。 全て覚えると24あります。(異名同音の調を除いて)
お礼
かなり時間がたってからのお礼になってしまい、大変失礼致しました。うっかりしておりました。あらためて回答ありがとうございました。大変参考になりました。
- lilact
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こんなのでも分かります。 長調の音階 隣どうしの間隔が ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド 全音 全音 半音 全音 全音 全音 半音 と並べたスケール 短調の音階(自然短音階の場合) 隣どうしの間隔が ラ シ ド レ ミ ファ ソ ラ 全音 半音 全音 全音 半音 全音 全音 と並べたスケール なお、こうやって覚えるよりハ長調はこの音で出来ている、イ短調はこの 音で出来ているというように丸暗記してしまったほうが便利です。
基本的には、調性(音階の長短)は、1度(基準音)と3度の音の音程差によって分かれるものだと思いますよ。 ・長調(メジャー)になるのは、第3音が1度から2全音(半音4つ分)上にあるとき ・短調(マイナー)になるのは、第3音が1度から1音半(半音3つ分)上にあるとき ということだったと思います。 短調のスケールでも、自然的短音階(ナチュラルマイナー)や和声的短音階(ハーモニックマイナー)はご質問にある通りですが、旋律的短音階(メロディックマイナー)の上昇時は、短調でも5度-6度の音の音程差が半音になりません。 また、ペンタトニックスケールや、多くのダイアトニックスケールでは、2度-3度の音程差や、5度-6度ないし7度-1度(8度)の音程差は、調性を区別する材料にはなりません。 調性は、1度と3度の音の音程差に注目するだけで、区別できると思います。 見当違いでしたら、ごめんなさい。
お礼
かなり時間がたってしまってからのお礼で大変申し訳ありません。うっかりしておりました。あらためて回答ありがとうございました。見当違いではありませんので、ご安心下さい。「音程差に着目する」という判別法はとても参考になりました。
お礼
かなり時間がたってからのお礼になってしまい、大変失礼致しました。うっかりしておりました。あらためて回答ありがとうございました。初心者向けのかみくだいたご説明は大変わかりやすく、参考になると同時に教養も身につきました。