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「サンダルでは外出しない」の「は」の意味は?

タイトルにある「は」はどういう意味を持つんでしょうか? 単に「サンダルで外出しない」のように「は」がない場合に比べて、意味の違いというのはどうなるのでしょうか? またこの「は」は「赤くはない」の「は」と同じ用法ですか? また「私が行く」ではなく「私は行く」の「は」とも同じ用法でしょうか? 一応学校で昔、文法を習ったのですが、忘れてしまいましたので宜しくお願いします。

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回答No.4

こんにちは。ニ分割になります。 > 「サンダルでは外出しない」の「は」の意味は? > > 「サンダルで外出しない」のように「は」がない場合に比べて、意味の違い |【は】 |(2)《名詞、名詞+格助詞、副詞、活用語の連用形(+接続助詞「て」)などに付いて》 |同類の事柄が話題としてとりたてられることを前提にして、それと対比的な事柄を示す。 | |「声【は】聞こえるが、姿【は】見えない」 |「東京に【は】行ったが、横浜に【は】行っていない」 |「ゆっくりと【は】読めるが、すらすらと【は】読めない」 |「聞こえ【は】しても、見え【は】しない」 |「見て【は】いるが、聞いて【は】いない」 | |【表現】対比されるものが言外に示されることも多い。 | |「子供に【は】無理だ」が〈大人にはできる〉意を、 |「大阪まで【は】行ける」が〈大阪から先は行けない〉意を、 |「普段【は】いい子なのに」が〈今日は悪い子だ〉の意を含むなど。『明鏡国語辞典』 |※対比の前提となる事柄が不明確であったり、通常の様子であったりすると、(3)の限定や強調を表すようになる。 |【は】 ||(3)《名詞、名詞+格助詞、副詞、活用語の連用形(+接続助詞「て」)などに付いて》 ||事柄の範囲や程度をとりたてて、それと限定したり、その範囲をことさらに強調したりする。 | |「(大いにではないにしても)少し【は】懲りただろう」 |「読んで【は】みた(がよく分からなかった)」 |「まさか怪しんだり(=怪しむなど極端なこと)【は】しないだろう」 |「決して逃げ【は】しない(=最低逃げるようなことだけはしない)」 |【では】〈連語〉 |(一)これと指定する意を表す。「~で」の部分をとりたてる。 |「彼は犯人―ない」 |「お金に困っているわけ―ない」 |(ニ)場所や手段など、「~で」で表す部分をとりたてる。 |「ここ―話せない」 |「ナイフ―切れない」 『学研現代新国語辞典』では、上記(2)(3)が一つの項目にまとめられて説明されています。当然、ご質問の場合も「対比」「限定」などが含まれていると思います。 #1(続きます)

rsemq819nl
質問者

お礼

お礼が遅くなって申し訳ありません。 詳しい回答ありがとうございます。 「対比」「限定」などになるわけですね。

その他の回答 (6)

回答No.7

 強め(強調)の格助詞でしょう。無論、サンダルが西洋語文法での主格だという意味ではありませんが。  ここにも、“では”と使っていますね。  それ以外のものを排し、それを強調して取り上げる。

rsemq819nl
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 やはり、取り立て、強調、ということになるようですね。

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回答No.6

No.4、5です。 > 「(少なくとも)サンダルでは外出しない(他のものを履いて外出する)」 > > 「(少なくとも)ナイフでは切れない(他のものなら切れる)」 > > 「(少なくとも)赤ではない(他の色といえる[が考えられる])」 「は」を入れることで「サンダル」「ナイフ」「赤」を取り立て、「~ない」ことを特に強調しているともいえると思います。

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回答No.5

#2 ・「サンダルでは外出しない」 「(少なくとも)サンダルを履いて外出しない(他のものを履いて外出する)」 という意味が言外に含まれているとなりそうです。 「(少なくとも)ナイフでは切れない(他のものなら切れる)」 ・「サンダルで外出しない」 これは「サンダルを履いて外出しない」とだけ言っていることになり、単に取り決めを語っているという感じになるでしょうか。 > またこの「は」は「赤くはない」の「は」と同じ用法ですか? 『岩波国語辞典』の同じ項目に次の用例がありました。 同じと考えていいと思います。 【は】「分かりやすく―書いてない説明書」 「赤くない」→赤でないことを説明しているだけといえるでしょうか(日常的には「赤くない[言外に](他の色だ)」という表現もするかもしれませんが、国語的にはこのような解釈になるのではないでしょうか)。 「赤くはない」→「(少なくとも)赤ではない(他の色といえる[が考えられる])」 > また「私が行く」ではなく「私は行く」の「は」とも同じ用法でしょうか? 「私は行く」の場合には、言外に「他の人はどうか知らないが」といった対比・排他の意識と、複数の中から「私(は)」(題目)を取り立てる意識とが込められており、 「私が行く」の場合は、「誰が行くのか」という問いへの回答として、「私が」(主語)行くという表現になるようです。『助詞・助動詞の辞典』より 辞書では使用法が細分化されていて項目が違っても、取り立てや対比の意識が含まれることから共通する部分があるといえますので、同じ用法と言っていいのではないかと思います。 大きな違いは大体このようになると思います。 説明に分かりにくいところがあったかもしれませんが、私は専門家ではありませんのでどうかご容赦ください^^; 下のURLは私の過去の回答です(No.4~6)。 ほとんどが引用となっていますが^^;、 辞書からポイントを抜き出していますので、もしよかったらご参考までにご覧になってください。 「は」 と 「が」 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5277320.html

noname#115911
noname#115911
回答No.3

先ほどの回答の中に誤字がありました。お詫びして訂正させていただきます。「象は鼻が長い」の著者は三枝ではなく「三上」章さんです。

rsemq819nl
質問者

お礼

わざわざの訂正投稿ありがとうございます。

noname#115911
noname#115911
回答No.2

「は」は特に「取り立ての助詞」とも呼ばれているもので、単に主格を表わす時の「が」とは微妙にニュアンスが違います。文字通り主語にあたる語を他の語より強調している点、また「係助詞」という助詞の性質上、意味が文末まで作用するという点が違います。「格助詞」の「が」が前後の語どうしをつなげる役割しか持たないのに比べ、「は」は最後の「。」のところまでずっと意味がつながっており、切り離すことができません。つまり簡単に言えば、「は」を用いた分は述語を省略できないのです。省略が意図的になされる場合は、余韻を残し文意を強めるはたらきや、言わずとも次のフレーズが決まり切っている場合、あえて言わないけれど含みのある文にする場合などがそうです。 三枝章という国語学者の「象は鼻が長い」などを読むと、このことはいっそうよく理解できます。「赤くはない」の「赤く」は名詞、つまり主語ではないのですが、この場合の用い方も、取り立てて言う表現であるため、同じ性質だと言えます。

rsemq819nl
質問者

お礼

お礼が遅くなって申し訳ありません。 回答ありがとうございます。 「取り立ての助詞」で強調なんですね。

  • cdb52730
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回答No.1

個人的におもしろい質問です。文法に詳しくないです。参考程度に。 >単に「サンダルで外出しない」のように「は」がない場合に比べて、意味の違いというのはどうなるのでしょうか? 意味は同じですが、「では」のほうがよりサンダルをはかないことを強調してるとおもいます。 >またこの「は」は「赤くはない」の「は」と同じ用法ですか? 同じかな。。。 >また「私が行く」ではなく「私は行く」の「は」とも同じ用法でしょうか? これは違うと思います。でもわからなくて説明できません

rsemq819nl
質問者

お礼

お礼が遅くなって申し訳ありません。 ありがとうございました。参考にさせていただきます。

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