子どもたちに触れさせたいと思う純粋な気持ちを大切にしたいと思います。とにかくやってみましょう。経験は後からついてきます。
文面から判断すると質問者は洋楽の経験があり、もしかしたらピアノが出来るかと思います。
10面全部調弦出来ないとしたら、理由があってお琴屋さんが高目に糸を張った(高調子)ものと思われます。一をEにあわせると、柱は真ん中よりやや右になりますが、これが左寄りなのでしょう。
張り替えるにはお金がかかりますから、今のままで使うなら移調したらいかがでしょうか。
例えば、「さくらさくら」は平調子(ひらじょうし)ですが、平調子にもいろいろあります。
ドイツ名のABCを雅楽音名で言うと、Eは平調(ひょうじょう)、Gは双調(そうじょう)ですが、一をEに合わせれば「平調平調子」、Gに合わせれば「双調平調子」です。ちなみに尺八と合わせるときは一をD「壱越(いちこつ)平調子」にします。
ですから、他のグループと合奏でなければ、一をEにこだわる必要はありません。以前は「双調平調子」が普通だったという話もあります。
一をGにすれば平調子は、GCDEbGAbCDEbGAbCDになります。
ピアノを基準にして教えるときは半音が出てきますが、一をEにすると半音が出てきません。
さらに言うと、音はピアノに合わせることになるでしょうが、普通のピアノは平均律で、日本古来の音楽はそれとは微妙に違うことに注意して下さい。
ピアノに合わせると元気な「さくら」になりますが、情緒ある「さくら」にするには、半音の幅を少し狭くして下さい。主に三と四、八と九、ついで五と六、十と斗です。どの程度にするかはそれぞれの社中・先生の好みによって違います。
将来、他の曲も弾きたくなるかも知れません。「さくら」は平調子ですが、他の曲は「雲井調子」であったり、「古今調子」であったり、いろいろ出てきます。その調弦がやっかいなところです。
あるサイトには、あらゆる調弦が出ています。筝とピアノの絵があってワンタッチで柱が動き、筝とピアノで音を確認できます。「自在に調弦」で検索してみて下さい。でも、音は平均律で鳴りますから、半音の調整は必要です。
お礼
返信遅れまして申し訳ありません。 皆様からのアドバイスを元に、自分自身がまずやらなくてはいけないということをよく知りました。 何も知りもしない素人が簡単に教え用田なんて気持ちをもってしまったことを恥ずかしく思います。 ありがとうございました。