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お箏 平調子を五線譜に表すと
初めて四カ月目の初心者です。 音を覚える事について疑問を感じてしまいました。 以前ピアノを習っていたのでつい頭のなかで音を五線譜に変えて聞いてしまいます。 平調子、壱越で私は一弦目から「レソララ#シレレ#ソソ#ラシレレ#ソラ」だと思っていました。 でも「平調子の一弦目はミ(五・十も)だよ」と知り合いに言われて 調弦がずれていたのかな?と思い、ネットで調べてみると、 一弦目の音名は「D」。 Dという事は階名レの音ですよね? D G A A# D D# G A A# D D# G A (参考 http://www.shamisen.info/tyougen_koto/tyougen-koto.html ) でもHPによっては「D」とあっても「ミ」表記もされています。(参考 http://music.geocities.jp/miyoko77snykrn/html/4.htm#1 ) 他に「E」というところもあります。(参考 http://www.sinfonia.or.jp/~takase/koto-kouza3.html ) 平調子 壱越 = D= レ だと思っていたので 何が何だかわからなくなってしまいました。 平調子=五線譜で表した時に#や♭が付かない調べ(?)と考えれば レソララ#シレレ#ソソ#ラシレレ#ソラを同じ音の幅だけ上げて ミラシド ミファ ラシ ドミファ ラシ にはなります。 でもそうすると音を覚える、と言うのはどういう事なのでしょうか。 何かルールがあるのでしょうか。 よろしくお願いします。
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- TAC-TAB
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「壱越」=音名です。 西洋音名のDに近い音です。 半音キザミで各音に音名が付けられています。 半音階の音名 壱越(イチコツ)D、 断金(タンギン)D#=E♭、 平調(ヒョージョー)E、 勝絶(ショーゼツ)F、 下無(シモム)F#、 双調(ソウジョー)G、鳧鐘(フショー)G#、 黄鐘(オーシキ)A、 鸞鏡(ランケイ)B♭、 盤渉(バンシキ)B、神仙(シンセン)C、 上無(カミム)C# 上記のとおり、「断金」はD#、「双調」は、Gです。 「平調」はEのことです。 一方、「ナンチャラ調子」というのは、「音階」=「スケール」のことです。 「長音階」、「自然短音階」、「和声短音階」などはご存知ですね。これが「平調子」、「古今調子」、「楽調子」というのと用法的に同じです。(もちろん音階構成音の配列は違います。「語句の用法」が同じだということです。) 「壱越・平調子」と、「ハ調・長音階」と、「A・MAJOR」というのは、語句の用法としては同じです。音階各音の配列(音程=距離)はご承知のとおりです。 同じ「平調子」でも、「壱越」「断金」「平調」「勝絶」「下無」「双調」以下のすべてを核音=始まりの音=一弦の音 とする「平調子」があります。 ですから、「平調子」以外の「○調子」もすべて12の核音(核音は第一弦の音です。西洋音楽でいう「主音」ではない。)から始まるものがあります。これは、長音階に、「ハ長調」、「嬰ハ長調」、「ニ長調」、「変ホ長調」・・・とあるのとまったく同じです。 これらは、すべての琴柱をいっせいに平行移動させることでチューニングします。 しかし一般的には、「壱越」(高調子)と完全4度下の「双調」(低調子)が多用されます。 「壱越」の核音はDですが、西洋音階的に言うとト短調(Gマイナー)の四七抜(ヨナヌキ=第四音と第七音が無い=日本音階)と考えるほうが理解しやすいと思います。 たまたま第一弦(核音)はレですが、西洋音階で言う主音は第二弦の音(G)だという風に理解すればよいと思います。 質問者さんが疑問に思われた、Eから始まる「平調子」は、 http://www.sinfonia.or.jp/~takase/koto-kouza3.html 「平調(E)の」平調子だというだけのことで、間違いでも変でもありません。 一般には「壱越(D)の平調子(Gマイナー)」をもとに説明されていますが、西洋音階との関連で説明する場合は、変化記号の無い「平調(E)の平調子(Aマイナー)」で説明するのは合理性があります。 また、お友達の言われた「平調子の一弦はミだよ」というのもウソでも間違いでもなく、第二弦を主音とみなし、階名(移動ド)で言えば常に「ミ」の音で正解です。 第二弦=主音=「ラ」 第一弦=核音=「ミ」 核音は、音名のこと。「壱越」、「双調」など12ヶ 調子は、音階のこと。「平調子」「楽調子」「古今調子」「雲井調子」など多数。 参考HP(やや難解です) http://www3.ocn.ne.jp/~bodou/page412.html
- lilact
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ミラシドミファラシドミファラシ これを全て1音ずらすと レソラシ♭レミ♭ソラシ♭レミ♭ソラ となります。この両方が頭に入っている、又は意識しないのではないでしょうか。壱越(基準の音をレとして)で調弦しても音はミで読むというのは、ギターにカポタストを付けて弾くのと似ていますから。 筝の世界では一般的なことかもしれませんが、 「レソラシ♭レミ♭ソラシ♭レミ♭ソラ」ではなく、「レソララ♯レレ♯ソララ♯レレ♯ソラ」で覚えるのが私には不思議です。(音は同じですが)
- lilact
- ベストアンサー率27% (373/1361)
補足しておきます。 質問の最初の参考hp 基準の音を壱越にしている。Dから始まる。基準の音が平調の例は書いてない。 2番目の参考hpの上の表 基準の音を壱越にしている。階名は移動ドで書いている。つまり基準の音が何であっても最初はミから始まる書き方。実音Dと下に書いてあります。 なお、基準の音が平調の場合もhpの2番目の表の2行目に書いてあります。 3番目の参考hp 基準の音を平調としているとは書いてないがそういう説明になっている。
お礼
ありがとうございます。 壱越=Dをミと表現しているみたいですね。 でも、それだと音を覚えるというのは、Dの音の高さはこれ、と覚えるのなら良しですが、D=レ やD=ミ と関連付けてしまうと他の楽器の時に差し支え出てきてしまいますよね。 難しいです…。
補足
ダブってしまいました…。
- lilact
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平調子の調弦をする時に基準の音を壱越(Dレ)にして合わせるか、あるいは平調(Eミ)にして合わせるかの違いではないかと思いますが。 筝はやったことがないので、どういう場合にどちらを選択するのかは分かりませんが、知り合いの方は基準の音を平調でやっているか、あるい基準の音をDにしていてもそれをミと読む方法でやっているのではないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 基準の音をDを前提として調べ話していたので D=ミと表現するのですかも。 でもそうすると音を覚える、と言うのは 音名で覚えるのなら良しですが、音階で覚えてしまうとほかの楽器の時に差し支えが出てきてしまいますよね。 難しいです。
お礼
レをミと読むとわかってからは理解できたので意識せずに弾く事が出来ると思いますが、分らないと何故ミなのか、耳がおかしいのか、と思ってしまいました。 ギターの事は全く分かりませんが、意味が分らないで音を覚えるというのは難しいと思いました。 あと、最後の文の事なのですが、 私の耳には後者の階音で転換していたのですが、音名を階名に率直に表すと、こうなるのかな?と思ってそのように書いてしまいました。 なので一般的ではないと思います。 基本の事を分かっていなかったので色々と悩んでしまいました。 今回lilactさんの補足の回答で自分の見落としていた点が分かりました。 ありがとうございました。