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FM復調器の原理
マルチ・バイブレータと積分器を用いたFM復調器の復調について。 質問なんですが、コンパレータ、モノマルチバイブレータ、積分器を経ることでなぜ変調波が取りだせるのか教えてもらえませんか。 宜しくお願いします。
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- tance
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回答No.1
FMされた信号が波形整形されて矩形波として得られるものとします。 例えば、この矩形波の立ち上がりでモノマルチをトリガします。 モノマルチはいつトリガされても常に一定の時間幅の出力を出します。 この様子は添付の図を見てください。上半分が低周波でトリガされた 波形で、下半分は高周波でトリガされた波形です。 モノマルチの出力は、このように”H"の部分の密度が、低周波と 高周波では違ってきます。この密度の違いを「平均」という手法で 直流として取り出すのが、FM復調です。平均という作業は積分により 行っています。 厳密には積分ではこのような平均にはなりません。正しくは、 モノマルチの出力に含まれている直流を取り出す、ということです。 これにはローパスフィルタ(LPF)を使います。このLPFのことを積分と 言っているものと思われます。 もちろん、LPFはある周波数以下の成分を通しますから、直流に 限らず音声のような低い周波数は交流であっても通すので、FM復調 されます。
お礼
とても丁寧な回答ありがとうございました。分かりやすいです。感謝の気持ちでいっぱいです。