- ベストアンサー
マススペクトルに関する質問です
構造化学という講義で出された問題です。 化学式 C(14)H(12)O(2) の化合物の構造をマススペクトルをもとに推定しなければならないのですが、よくわかりません。ヒントは化学式と基準ピークに対する%しか与えられていません。 m/z ; 51 65 77 91 105 167 194 212 % ; 6.0 6.1 22.0 39.5 100 8.0 14.3 46.7 上のデータから見て分かるとおり、m/z(質量電荷比)が105のとき基準ピークです。あとは分子イオンピークだと思います。 当初、安息香酸ベンジルかと思ったのですが、それだと167と194のピークが確認できないような気がします。(それ以外のピークは確認できました。)どなたかご教授お願いします。m(__)m
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ヒントとして M-45(-COOH)のピークはカルボン酸に特徴的なピークです。 (-C2H5Oも考えられなくはないですが-CH3のピークがない ことを考えると-COOHの方が妥当) カルボン酸の場合には一般的にはM-17(-OH)のピークが共存 しますが、ある特定の構造を持っている場合にはM-18の ピークのほうがメインになることがあります。 この辺は「有機化合物のスペクトルによる同定法」などの 本を参照すると分かると思います。
その他の回答 (1)
- futunohito
- ベストアンサー率43% (21/48)
深く考えていませんので正しいかどうかわかりませんが,オルト位のメチレン水素がカルボニルに転移してオルト位の置換基が脱離後にカルボニル酸素に転移した水素が芳香環のオルト位に転移すればm/z105ができませんかね(無理かな?).それができればCO脱離で77ができてアセチレンが脱離して51ができると思いますが.
お礼
お礼遅れてすみません。参考にしつつ、頑張って解いてみます。 どうもありがとうございました。
お礼
とても分かりやすい回答をしていただきありがとうございます。 M-18がどうしても分からなかったのですが、やっと理解しました。 「オルト効果」という現象が起こっていたんですね。 しかし、カルボン酸を持った構造にすると 今度はm/z=105のときのピークが見つけられません。 今まではm/z=105はC6H5(C=O)によるものだと思ってましたが どう電子の動きを考えてもこの分子イオンができない気がします。 お手数おかけしますが、もう一度ご教授お願いできませんか。