- ベストアンサー
"any differentiable function"の意味について
"any differentiable function"とは、どんな意味でしょうか? 「無限回微分可能な関数」か、それとも、 「微分可能な全ての関数」か、どっちなのか迷っています。 文脈によって意味が異なるのでしょうか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
これは 「微分可能な全ての関数」でしょう. anyはfunctionにかかってるはずで 本当はfunctionsでしょう. さてさて >日本語の数学用語の問題として、 >「無限回微分可能」という言葉は、存在しない。 いやあ,あったりするんです. 意味としては「任意回」微分可能 定義さえしてしまえばいいんだし. むしろ,「任意回微分可能」という言葉の方がしっくりこないかも. CiNiiとか検索してみると「無限回微分可能」は 論文のタイトルに出てたりしますな. これはC^{\infty}という表記からの連想ですかな >"a holomorphic function" とか、 これは普通なら「正則関数」だから 複素関数論の言葉だと誤解をうけるのでダメでしょう. 確かに正則ならanalyticだし,当然C^{\infty}だし, harmonicですらある. >多少語弊はあるが "an analytic function" とか 語弊ありすぎでは? 訳語としては「解析関数」かな.これだと C^{\omega}のクラスの関数で,級数展開可能だと誤解されるし, C^{\infty}よりも真に小さいクラスだし. >やや曖昧っぽいが "a smooth function" とか、 これに賛成.「滑らかな関数」. 確かに曖昧だけども,まあ,滑らかといえばC^{\infty}だと 思ってたいていは問題ないし,もっと精密に議論するなら r回連続微分可能とかはっきり回数を明示するだろうし.
その他の回答 (3)
- arrysthmia
- ベストアンサー率38% (442/1154)
"any" とか、"every" とかは、単数形で受けるんですよ。 任意だけど、毎回一個づつ取り出すときには、"any function"。 "any functions" では、一度に複数取り出す意味になる。 ケースバイケースではあるけれど、"all functions" は、 たいていの場合 "any function" のほう。(カテ違いだけどね。) > いやあ,あったりするんです. いや、確かにあるのだけれど… 無かったことにしておいたほうが、世のため人のためだ という、ささやかな主張です。 「無限回微分可能」とか、「リア充」とか、「パネェ」とか、 どうにも賛成できない。爺臭いかな? > 複素関数論の言葉だと誤解をうけるのでダメでしょう. 実は、「実正則」という言葉が、あったりするんです。 「正則性」の定義に照らしてみれば、意味がわかる。 「正則関数」がお奨めだけどな。 > 語弊ありすぎでは? 仰る通り。これは、やはり問題外。 > これに賛成.「滑らかな関数」. こっちは、「無限回…」と違って、読むぶんには well come だけれど、自分では書く気がおこりません。 「十分滑らかな」という言葉が、頭に浮かんでしまうから。 「完全に滑らかな」とか、言いませんよねえ。
- arrysthmia
- ベストアンサー率38% (442/1154)
その語句の和訳に限らず、日本語の数学用語の問題として、 「無限回微分可能」という言葉は、存在しない。 言うなら「任意回微分可能」だろうが、 いずれにせよ、"any differentiable function" には、 「回」にあたる言葉が入ってない。 「任意回微分可能な関数」なら、 "a holomorphic function" とか、 やや曖昧っぽいが "a smooth function" とか、 多少語弊はあるが "an analytic function" とか 書くハズだ。
これだけですと、任意の微分可能関数ということで、後者の微分可能な全ての関数 が近いのでは? functionは多岐ですし やはり前後の文章が必要ですね。