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SPSSでの統計方法について
各グループに高低2群がある3つのグループ間(名義尺度)の差を見る為に,SPSSで何か方法がありますでしょうか?SASでは,2×3のχ2検定があると書いてあるのですが。SPSS(v.16)では何か方法がありますか?順序尺度ならカテゴリーでも分散分析が使えると言うことですが,単なる名義尺度です。3つのグループ一緒でなくても,2つのグループ間の違いが見れる方法でも良いのですが,何かありますでしょうか。
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No.1です。 補足への回答が遅れ、恐縮です。 結局のところ、次の点がご質問のポイントとなるということと理解しました。 >対応のある検定のような感じで,外向性の高低2群と”好き”と"癒される”と“活性化される”の3つのカテゴリーを比較する事が出来るのかを教えて下さい。 この点については、”好き”と"癒される”と“活性化される”の3つのカテゴリーが、異なるものを測定していますので、おっしゃるように「対応のある検定」のようには、同時には検定できないと考えた方が良いと思います。 つまり、χ2乗検定は、2つの要因のあいだでの差異を見るものですから、この場合、“好き”“癒される”“活性化される”は、それぞれが要因であり、その結果3つの要因と見なすべきであり、適用できないと考えた方が良いと思います。 もちろん、計算させれば、「検定結果」は得られますが、それが何についてのどういう違いを表しているのか、解釈不可能となると考えられます。 この点が、質問者ご自身がお感じになっている「変な感じ」ではないでしょうか? 検定方法の選択については、研究を計画する段階で十分に考え、予めどういう検定を使うかを決めておくことが必要です。
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- vzb04330
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原則として、名義尺度に適用できる検定法は、χ2乗検定に限られます。 これは、統計パッケージソフトによる違いではなく、測定尺度に依存する問題です。 χ2乗検定は、SPSSでも実施することができます。 関連する参考図書は多数出版されていますので、それらをご覧ください。 ただ、少し気になりますのは、 >各グループに高低2群がある3つのグループ間(名義尺度)の差を見る という部分が、具体的にどういうことを意味しているのか、分かりません。 さらに、 >3つのグループ一緒でなくても,2つのグループ間の違いが見れる方法でも良い となりますと、いったい、何について、どのような差を検定したいのかという点から、もう一度、整理された方が良いのではないかという気がします。
補足
ご返答本当に有難うございました。高低2群と言いましたのは,性格特性の事で,実はこちらは性格特性検査の結果なので数値になっています。他の質問紙が名義尺度でしたので,SPSSでχ2検定では高低にして,分散分析では数値のままで分析しました。3つのグループといったのは,性格による好みの違いを見るために,色々な項目の質問(例えば色,趣味,味覚・・・など10項目ほどです)を“好き”“癒される”“活性化される”の3条件でそれぞれに10項目の質問をしました。 それぞれの条件では,例えば『外向性の高い人は,○○色が好きな傾向がある』とか,『情緒不安定性の人は,○○色で癒されると感じる』のような具合です。 そこで,果たして外向性の高い人の『好きな色』『癒される色』『活性化される色』の間には差があるのか。 つまり,対応のある検定のような感じで,外向性の高低2群と”好き”と"癒される”と“活性化される”の3つのカテゴリーを比較する事が出来るのかを教えて下さい。 この考え方には矛盾があるのでしょうか? 何かが変な感じがするのですが,ご指摘いただければ幸いです。宜しくお願い致します。
お礼
私の考えている”変な感じ”というのはおっしゃるとおりの点です。分散分析などではよく例として『学習方法の違い』を比較するような方法が出ているので,同じような考え方で同じ質問内容の3つの条件の検定(ただ,問題は名義尺度と言うことなのですが)ができないものかと考えあぐねておりました。やはりこれは違う要因の比較であり検定できないと言うことですね?!何かはっきりしなかった部分が解り、大変参考になりました。 有難うございました。 『研究計画を立てるときに予め検定方法を考えておかなければならない』ということは,今回の事で良く解りました。 一応,これは予備実験の段階として使うことになっていますが,それでもこの3つの条件には違いがあると言うことを何か検定で証明できないものかと考えておりました。 でも,やはり無理のようですので,それぞれのグループの検定で出た結果からその違いを予測して“仮説”をたてるようにします。 本実験のための良い教訓として,覚えておきます。 本当に有難うございました。