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「動詞のて形+行く」と「動詞のて形+来る」の違いは。
お世話になります。 日本語の学生の純です。 「増えていく」と「増えてくる」とはどう違いますか。どの場合使ったらいいのか教えていただけますか。 そのような文型はたくさんありますね。たとえ、「なっていく」「なってくる」「分かってきました」。。。 よろしくお願いします。 純
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No.1です。補足します。 ただし、「増えた」人が第三者ならどちらも使えるが、話し手の場合には「~て+きた」しか使えない。 私が話す第三者(彼・あの人、など)の状況については 「“彼”は最近小説を書くようになって、たばこの本数が増えて―きた/いった」 どちらでも使えますが、 私が私自身の状況について他者に話すときには 「“私”は最近小説を書くようになって、たばこの本数が増えて―きた」 この表現のみになるという意味です。 ※「私のたばこの本数は(が)、どんどん増えていった」客観視した表現のこの文だけでこういう言い方なら可能かとも思いますが、「私は」を主語に持ってきて、「~という理由からどうなった」といった説明文の場合には、「~て+きた」のみが有効であると思います。 この但し書きは、辞書を読んだ上での私の判断になります。他の動詞についてもこういう説明であったので、「増えた」の場合においてもおそらくそう的を外してはいないと思いますが、この部分だけは参考程度としておいてください^^;
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こんにちは。 手もとの辞書(日本語類語表現使い分け辞典)によりますと、「動詞のて形+行く」と「動詞のて形+来る」は、意味の上で7種に分類されるようですが、ここでは書ききれないのでご質問の場合に限りご説明いたします。 > 「増えていく」と「増えてくる」とはどう違いますか。どの場合使ったらいいのか教えていただけますか。 「増える」のような“状況の変化を表す”動詞、他にも「やせる」や「飽きる」がありますが、これらに付いて「~て+くる」「~て+いく」形となった場合には、自然の成り行きによる変化を表すようです。 そのニュアンスの違いは以下のようになります。 ・…「~て+くる」=「増えてくる」 変化のまさに開始する瞬間を表す表現。 ・…「~て+いく」=「増えていく」 開始した変化が、その後もずっと変化し続ける様子をとらえた表現。 ご質問の「増える」の例文を作ってみます。 「彼は最近小説を書くようになって、たばこの本数が増えて―きた/いった」 ・小説を書き出してすぐに増え始めたのなら、「~て+きた」 ・小説を書き出してからずっと増え続けたのなら、「~て+いった」 こうなります。 (参考)明鏡国語辞典 ------------------ 【くる】《形式化した用法》時間的・心理的に近づく気持ちを伴いながら、過去(または、基準となる時点)から現在までの事態の展開を表す。 例文「少しずつ賛同者が増えてきた」「だんだんと事情がはっきりしてきた」 【いく】説明文同上 例文「日ごとに元気になっていく」 ※表現 時間的・心理的接近の場合は、「日ごとに元気になってくる」 ------------------ ご参考になれば幸いです^^