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トランスファーRNA はタンパクではうまくいかなかった理由はあるのでしょうか
仮想の話であるいはくだらないかもしれませんが、アンチコドンのところは核酸塩基が受け持つとしても立体構造についてはタンパクでもよかったように思います。タンパクではうまくいかないはずであるというような何かはっきりした理由があるのでしょうか。
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>RNAがすべてを引き受けていた時代からタンパクがやれることはタンパクに任せるようにに変わったと思います。 「RNAがすべてを引き受けていた時代」とはよくわからないですが、 何となくリボザイムが活躍しているところを言っているのかと思います。 しかし、その時代、今と同じような高次で多様な生物はいなかったわけです。 なので。 「タンパクがやれることはタンパクに任せるように変わったと思います」 とは思いません。 タンパク質ができてやれることが増えた(それでより高度なものでできた)のではないでしょうか。 質問者様がおっしゃっていることは 「RNAが今のいろいろな機構をすべてできていた」 ↓ 「タンパク質ができて、RNAが担っていた機能を受け持つようになった」 という風に聞こえますが、 そうではないと思います。 つまり、私が言いたいことは 「RNAが担っている機能があった」+「タンパク質ができて更にやれることが増えた」です。 質問者様は、何か具体的に、RNAが担っていた機能でタンパク質がとってかわった機能というものを知っていらっしゃるのでしょうか? 話はかなりそれました、すみません。 では、仮に「tRNAの機能をトランスファータンパク質がやる生物」がいると仮定します。 No1様もおっしゃっていますが、 「その生物ではどのようにして、そのトランスファータンパク質を作るのでしょうか?」 かなり二度手間になるのでは?
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- otx
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>トランスファーRNAの塩基配列をコドンと読んでポリペプチドにしたら案外現在のトランスファーRNAの立体構造に似ている ? tRNAを翻訳してみたときに、出来上がったタンパク質が元のtRNAと同じような構造をしているか? ってことでしょうか? 想像ですが、 1、都合良く最初から最後までtRNAが翻訳されると思わない。 (途中で終止コドンが入ると思う) 2、翻訳できたとしても、そんな都合いいこと無いと思う。 (確率的に低いでしょう、それ) なので、無いと思います。 まぁ、まずは実際、tRNAの配列をタンパク質にできるかやって見られたらどうですか?
お礼
御親切に教えていただいて感謝申し上げます。勉強いたします。
>トランスファーRNAの塩基配列をコドンと読んでポリペプチドにしたら案外現在のトランスファーRNAの立体構造に似ているというようなことはないでしょうか。 ありえません。 元の質問に関しては、タンパクで受け持つことも不可能ではありません。タンパクのみでtRNAに似た形のものは現実にあります。が、コドン対合は正確さが要求されることを考えればtRNAのように核酸で担う方が正確かつ容易です。 質問者さんの想定しているような核酸とペプチドが融合した分子は作る機構が無い上に、機能的に同等なのにコストが高いものにわざわざ置き換えることになるので非常にハードルの高いものになるでしょう。
お礼
現実にはそのようなことがなかったのが偶然だったのかどうか知りたかったのですが、ご教示いただきましてありがとうございました。
補足
RNAファージのRNAレプリカーゼにあったように聞いていますが、聞き違いかもしれません。
- Drgorilla
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そのタンパク質はどうやって作りますか?
補足
ほかの酵素でも同じことがいえると思いますが、RNAがすべてを引き受けていた時代からタンパクがやれることはタンパクに任せるようにに変わったと思います。そのときどうしてトランスファーRNAの役目をタンパクに移譲しなかったのかということです。
補足
二度手間になるというのも有力な理由のように思います。トランスファーRNAの塩基配列をコドンと読んでポリペプチドにしたら案外現在のトランスファーRNAの立体構造に似ているというようなことはないでしょうか。