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タンパク質とアミノ酸
タンパク質は、アミノ酸が鎖状につながった高分子化合物であり、一般的に熱によって働きが失われますが、このときなぜアミノ酸の配列に変化は生じないのでしょうか?? タンパク質の立体構造はアミノ酸の配列順序によって決まると学びました!熱変性したらタンパク質の立体構造が変化して、アミノ酸の配列も変化するのではないんですか?
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- takochann2
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タンパク質には1次構造から4次構造まであります。高次の構造ほど熱に弱く壊れやすいです。どれかが変化すればタンパク質の生化学的な特性は変化します。構造は自身で勉強してほしいですが、アミノ酸配列は1次構造の事ですから、加水分解でもされない限り変化しません。 イメージとしては、アミノ酸はあやとりのひものようなもので、意味のあるきれいな形になっていても壊れて塊になっていても紐自体(アミノ酸配列)は変わりない、といった感じです。
- aliceaki
- ベストアンサー率64% (34/53)
タンパク質は、アミノ酸がペプチド結合で鎖状につながったポリペプチド鎖からできています。この鎖は複雑に折りたたまれて立体的な高次構造をとり、それぞれのタンパク質に特有の機能を果たしています。 タンパク質が熱や酸・アルカリにさらされると、この高次構造が破壊され、タンパク質の機能が失われますが、これをタンパク質の変性と呼びます。しかし、この変性過程では、アミノ酸の配列(一次構造)自体は変化しません。 これは、タンパク質の立体構造(二次、三次、四次構造)が、アミノ酸の側鎖間の相互作用(例えば、水素結合や疎水結合)によって形成され、熱などによってこれらの相互作用が破壊されることで立体構造が変化するからです。しかし、アミノ酸自体がペプチド結合で連結されている一次構造は、この過程で変化することはありません。 したがって、タンパク質が熱変性しても、アミノ酸の配列はそのまま保たれます。これは、アミノ酸の配列が遺伝子の塩基配列によって決定され、この情報は熱による変性では変化しないからです。このため、タンパク質が熱変性した後でも、適切な条件下では再び元の立体構造に戻ることが可能です。これをリネチャリングと呼びます。