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この考え方は常識的でしょうか。
結婚6年目の主婦です。子供はいません。 一年くらい前に主人と話をしていた時の、主人が話した考え方が、ずっと私の中で引っかかっています。 これは常識的な考えなのでしょうか。 私「この前○○ちゃんの職場の人の子供が緊急入院して手術することにになったんだけど、手術までの1週間絶食しないといけなくて、まだ保育園の子がずっとお腹空かして泣いてて、そのお母さんもすごく辛かったらしいよ」 夫「そうなんだ。それはかわいそうだね。そんな辛い思いするなら、医者に頼んで手術まで全身麻酔して眠らせてもらった方がいいと思わない?」 私「そんなのおかしいよ。無茶だよ」 夫「なんで?なにか問題なの?まだ小さい子がそんな思いするなら眠っていた方が何も感じなくていいよ。お母さんもかわいそうな自分の子を見なくてその方が楽だよ」 主人は別に冷やかしとか冗談で言ったわけではなく、本気でそう思ったようです。 私の中には全く存在しない考え方だったので、ものすごく疑問に感じたのですが、主人にどうして自分の考えがおかしいのか聞かれても、私は答えることができませんでした。 反対に、そう言われるとそうかもしれないけど…とも思い始めてしまいました。 こういう主人の考え方は、何か問題があるのでしょうか。 問題がある場合は何が問題なのでしょう? それとも(現実にできるかできないかではなく)こういう考えもあるのでしょうか。常識の範囲内なのでしょうか。 もともと自分にはない考え方をする人だと思っていたのですが、この件が私の中でずっと引っかかっています。 いろいろ考えて自分でも何が正しくて何が間違っているのか、わからなくなってきてしまいました。 皆さんはどう思われますか? ちなみに主人は普通に社会人として特に問題も起こさず平凡に暮らしている人です。 よろしくお願いします。
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- yamahaseca
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誤字訂正。。。(恥) 個人低・・・× 個人的・・・○
- yamahaseca
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う~ん、、、、。私の場合、多くの通常の(世間一般の?)方とは異なり、麻酔の危険も安全性も知っている(「麻酔=危険(=非人道的?)」、という認識「ではない」)立場ですので、個人低には「ご主人のような考え方も場合によっては許容できるかも・・・」と考えてしまいます。 ただし、「世間的には」「一般的には」というくくり方からすると、私は「意見を述べる資格の無い(良し悪しではなく、単に「普通の人ではない」という意味で)」人間なのかもしれません(苦笑)。。。 ある考えについて、「それが常識的の範囲内かどうか」を判断するためには、結局は多数決に拠るしかないように思いますし、それは母集団の状況(国や地方、年齢や性別、時代背景など)によってどんどん変化してゆくものと思います。しかし、それを明らかにするためには、相当数の人間に対して調査をする必要があるでしょうし(少なくとも、「このサイトに来ている人」という時点で、すでに「世間の常識」を調査する母集団としてかなり偏りのある集団でしょう)、おそらくトピ主のhamathi49様もそこまでして(学問的に)この点を追求したいとは思って居られないかと思います。 これは一般論ですが、結婚とは自分と全く異なる環境で生活してきた同士が同居するという意味で、多かれ少なかれ異文化交流的側面があると思います。その際、お互いの考え方や感じ方の違いについて「どちらが良い・悪い(あるいは、常識か非常識か)」的な衝突をしてしまうと、結局はキリスト教徒とイスラム教徒の喧嘩(戦争)と同じレベルの不毛な争いにしかならないように、個人的には考えます。「自分と相手は違う」という大前提を認識し、お互いの考え方(=思想、文化)をとりあえず尊重しながら、必要に応じてすり合わせる努力をするというのが、結婚生活の楽しみでもあり、苦しみでもあるのかと、結婚15年少々を過ぎて実感しております。このトピの場合、「ご主人のご意見が常識的かどうか」というよりも、「ご主人のご意見に、奥様がなぜ違和感を覚えたのか?」という切り口で、奥様ご自身について分析してみたほうが良いような気もいたします・・・。。。
- yamahaseca
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麻酔科医です。 いわゆる「全身麻酔」という場合、単に寝ているというだけでなく「意識も、(手術の)痛みも、体動も全く無い」状態を意味します。「麻酔の可能な最大限の時間」は、「その手術と前後の準備に必要な時間」によって変ってきますので、何時間以内でないといけないという訳でもなく、必要に応じて24時間以上の全身麻酔が行われることもございます(が、まあ、一回の「手術」が2~3日間もかかることはまずありませんので・・・)。 ただ、種々の理由によって(最も一般的な理由は、手術が終了した後全身状態が落ち着くまでの間「意識があると苦痛であろうと予想される」ような場合ですが)、2~3日から最長数ヶ月、人為的に意識を無くするか、苦痛を感じない程度に混濁させることがあり、それを麻酔とは区別して「鎮静」と呼んでいます。 さて、今回のご主人のお考えが「常識的か否か」はこの際置いておいて、鎮静にも相応のリスクがございます。詳しく説明するとそれだけでちょっとした本が一冊書けてしまいますので、あまり詳しくは述べませんが、いわゆる「床ずれ」がおきてしまったり、神経の麻痺が生じたり、肺炎になってしまったり、全身の感染症が起きてしまったり、肺血栓塞栓症が起きてしまったり・・・。これらの危険と得られる効果を比較した上で、得られるものの方がより大きければ、「鎮静しましょう」という選択肢もありえましょう。あとは、「苦しむ(とはいっても、空腹ですが)子供と、それを看なくてはいけない親」の苦痛をどの程度の大きさに見積もるかという価値観の問題だと思うのです。 以上、先ずはご参考まで。
お礼
ありがとうございます。 麻酔についてとても詳しく書いていただいてわかりやすかったです。 しかし、私の質問の書き方が悪かったのだと思うのですが、麻酔という言葉(行為)が一人歩きしてしまったようです。 現実的にできるかできないかということを置いておいて、考え自体のことをお聞きしたかったのですが…。 私は主人の考えを聞いて、過激というか非人道的というか、そういったことを感じてしまったのですが、それは私が感じただけで世間的にはおかしくないのか、といったことを皆さんにお聞きしたかったので、心理学のカテで質問させていただきました。
- kigurumi
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全身麻酔はせめて数時間が限界でしょう。 医者が数日間も全身麻酔をするわけがない。 時間の経過とともに帰ってこない確率が増すし、脳にダメージがくる確立も時間とともの増すわけですから。 この現実無理なことはさておいて、そんなのおかしいよと思った理由。 推測ですが、、、 例えば妊娠中に胎児に重大な障害が見つかり、生まれも本人は一生苦しむとわかった場合、生むか生まないかの問題にぶち当たります。 お母さんにとって、体内に確実に生命がいるのだから、誰より生命をりリアルに感じているわけです。 そのお母さんに対して、「生まれても一生うまく言葉は喋れないし、歩くことも苦労を伴うし、体中痛い思いをすることになる。そんなことになるとわかっているのなら、生まない方がこの子にとっていい。わかっていながら痛い思いをさせる方が酷。胎児のうちなら未だ神経が発達していないから、苦しまない。」って周りが言ったとします。 お母さんは体に命が宿っているのが実感しているので、胎児は痛い思いをしないと言われても、「でも生きているんだよ」と言うでしょう。 とても生命の発達を中断するなんてできないと苦しむ。 中絶と今回のことを関連づけたからじゃないでしょうか。 優生保護法は正論ではないので、それでも産む人もいるし、生まないを選択する人もいるわけです。 あとは、絶食中子供は苦しむが、親も苦しんでいる子供と一緒に苦しむわけです。 全身麻酔だと、両親が子供と共に苦しみを分かち合うってことが無いわけです。 楽だからと自分も子供と苦しむってことを安易に回避するって発想だと思って、違和感を持ったんじゃないかと。 こういうのを処置って言うんじゃないかと。 面倒なことを回避するため、あるいは本人の意思を全く組み入れず解決するために強制的に行う行為を私は処置としています。 響きが人間的じゃない、機械のような響きがある。
お礼
ありがとうございます。 中絶まで関連づけて考えたことはありませんが、確かに簡単に逃げようと考えていると感じて違和感を覚えたのかもしれません。 では、苦しみから逃げることがいけないのかと聞かれると、これまた答えが出せない気がします。 とても難しいですね。
ご主人も質問者さんも無知も甚だしいですよ。 手術における全身麻酔でも不慮の事故により 帰ってこない人が何パーセントかの割合で出るそうです。 http://www4.airnet.ne.jp/abe/misc/anes.html これは専門の麻酔医が適正なデータや経験に基づいても 起こりうるケースもあるように聞きました。 専門外の医師が取り扱うケースではさらにリスクは増えるでしょう。 そういう意味では、やむを得ないケース以外での全身麻酔など せずに済むなら、しないに越したことはないのです。 麻酔は極端な例ですが、 例えばウイルス性や細菌性の腸炎の場合、 下痢や発熱は極端にひどいものを除けば、 そのままにしておいて、出すものは出すように したほうがいいというのはよく言われることです。 下手にねつさましはしない。これは身体が菌を殺そうと体温を上げているから。 下手に下痢止めは飲まない。これは身体が菌を排出しようとしているから。 だからです。 ご主人の場合は、本質を理解せず、見た目だけで物事を判断する 浅慮、短慮の人物と言えそうです。 母親が子育てをする時に、なんでもかんでもやってあげて、 何もできない大人に育ててしまうというのと同じです。
お礼
ありがとうございます。 現実にできるできないは置いておいて、こういう考えが出てきてしまうことが問題あることなのかをお聞きしたかったのですが、確かに知識があれば考え付かないことなのかもしれませんね。 「本質を理解せず、見た目だけで物事を判断する浅慮、短慮の人物」などと厳しいお言葉をいただくとは思っていなかったので、少なからずショックを感じていますが、真摯に受け止めたいと思います。
- newbranch
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まず、いろんな考え方があっても良いのではないかと思いました。 御主人は、幼い子供が、1週間もの間、絶食するのは大変なので、 可能なら、麻酔でその間眠っている方が良いのではないか? と子供立場で考えられたのでしょう。一方、貴女が、この質問を された理由は、御主人の考え方がおかしい(貴女の基準とはなれている) ので、どちらが正しいかを問われているのでしょう。 実際に、1週間もの間、絶食が必要な事例はあまり聞いたことはありません。 腹腔内に食物が滞留するのは、長くとも48時間ていどであるので、 手術でもその程度となるでしょう。したがって、このような極端な例を 持ち出して、どちらが正しいかと迫るのは、如何かと思いますし、御主人 のやさしさがベースとなった感想でなかったかと思います。
お礼
ありがとうございます。 絶食は確か一週間と聞いた気がしたのですが、私も友人に聞いたことなので少し違ってしまったかもしれません。 確かに私が想像もつかないことを言ったので、動揺してしまったのだと思います。 優しさからくる答えでもあるという意見をいただき、安心しました。
全身麻酔というのは危険が伴うもので、手術中は麻酔医が付きっきりで患者さんの状態をモニターしながら薬剤の量などを管理することで行えるものです。 …ということを知っていれば、ご主人の考えはとても非常識ということになるんですが、注射1本で何の危険もなくぐっすり眠るだけだと思っているのであればそういう考えが出てきてもさほどおかしくはないと思いますよ。
お礼
ありがとうございます。 薬=異物=体に良くないもの、という意識が私の中にあったので、主人の考えが非常識に感じたのかもしれません。 安全な方法だったら特におかしくもないんですね。 安心しました。
お礼
ありがとうございます。 確かにそうですね。 主人と私は別々の環境で育って、別々の人間なのですから、考え方が違うのは当たり前のことですね。 私が違和感を感じたことについては私自身の中にしか答えがないと思うので、そのあたりを考えてみたいと思います。 ありがとうございました。 麻酔医さんの貴重なお話もお聞きできて、とてもいい経験になりました。