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影響されたことの生かし方

絵を描く場合、今まで見た作品で(他者のもの)心に残ったり、感動したところをどこまで自分の作品に取り入れてよいものなのでしょうか? それとも、そんなことは、しては、いけないのでしょうか? 絵以外の例えでも結構です。 他者の作品に触れて、感じたことを、どう生かすべきでしょうか? ご意見よろしくお願いします。

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noname#91243
noname#91243
回答No.2

古典絵画の歴史は模倣の歴史といっても言い過ぎではないぐらいに 他の作品のよいところを取り入れて発展しています。 古典だけにとどまらず現代絵画の代表的な作品でさえも他の作品に 影響をうけまた与えて発展しているというところを考えれば、取り入れる ということになんら問題はないといってもいいくらいだと思います。 では、どこまでがよくてどこまでがダメのかという線引きですが、 私見を述べさせていただくならその作品に対して敬意を払っているかどうか 作品に対する深い愛情が見て取れるかどうかが鍵のように思えます。 よくインターネット上で何を持ってオリジンとするかが取りざたされて いますが、はたしてその引用に気づいた人は借用した人の作品を理解し、 愛情や慈しみの感情を素直に感じ取っているのかはなはだ疑問に 思う書き込みが散見されます。 そのような面白半分の指摘は引用した作家を貶めるにとどまらず 元となった作品をも貶めてしまう危険性をはたして当の本人は 気づいているのだろうかと感じています。 たとえその創作した作品がなにか別の作品から着想を得たものだった としても、そのオリジナル作品に敬意を払いその作品を越える作品 を生み出そうとしたものであるならきっと作家は理解してくれる のではないかと思います。 最も有名な芸術家の一人のピカソはスペインとフランスの間の村にある 陶器から着想を得て、陶器を制作していますし、その陶器の特徴を残した ものですが、その陶器以上に魅力的な作品を作り上げました。 また日本の戦争ロボットアニメの雛形とは?と問われたら大半の ひとはガンダムではないかと答えるでしょうか。 ではそのガンダムの世界観やテーマを踏襲した作品を思い浮かべてみれば いくらでも探せるのではないですか?そもそもガンダムですら ハインラインの宇宙の戦士という小説に影響を受けたスタッフが 制作したというのを聞いたことがあります。 (アンチテーゼとして創られたものでも結局は影響を受けているとよべ ますしね。) また、著作権侵害というのは親告罪であり、線引きは作者本人や権利者 に委ねられています。結局のところ作者の作品に対する思いを無視した 行為と取られないようにすることが一番重要なところではないかと 思います。

naoagu
質問者

お礼

今の芸大が、東京美術学校と呼ばれていた頃の生徒さん達の、卒業後の活動について書かれた本を最近読んだのですが、フランスに留学し、印象派などの画家に会い、画法、色使い、形や光の捉え方、あらゆることを真似して学び、日本に持ち帰って広めたという方が何名かいらっしゃいました。まだ、絵を描くという世界に、“真似をする使命”があったことを思います。 今のように、自己表現の多様化、ほぼ何でもアリの中で、他人の表現を真似ることは、“単なる真似”に成り下がってしまう様に思えていました。 仰るように、その人、その作品に深い愛情を持つこと、それを超えようと努力すること…そういう心持ちが、オリジナルとは多少違うもので、その人自身が満足する作品を作り上げるのかも知れませんね。 ただ単に真似ることにならないように、目に見えない部分を感じ、愛情を持って、描けるようになりたいと思います。 ご回答ありがとうございました。

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  • tsubu_m
  • ベストアンサー率29% (106/357)
回答No.1

模倣は独自性の母、と言われます。 あなたがどの程度まで絵をお描きになるかわかりませんが、 画壇に入るまでは完全模倣でも問題ないのでは?

naoagu
質問者

お礼

絵を描き始めて、まだ日は浅いのですが、以前、デザインの勉強をしていました。その頃にも、授業で画家の絵の模写をしたことがあります。 模写をしてもそっくりに情感や迫力、重さや軽快さなどまで表現できる訳もなく、実際の絵とのギャップが、独自性であり、課題でした。 私とは違って、何年も絵を描いていて、本物そっくりに描けるような人でも、独自性の追求は、出来るのでしょうか? (まあ、私は、そこまで達していないので、良いのですが…) 画法を取得するために、作家の心情を察するために、同じように描いてみる、こう言う独自性もあるのかも知れませんね。 画壇なんて、まだまだ夢の範囲ですが、それまでは、他者の作品に感銘を受けながら、独自性の道を探ってみようと思います。 ご回答ありがとうございました。

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