昔楽器店に勤めていたものです。
個人的には10数年クラリネットを吹いています。
まず、題記されているマウスピースについて回答します。
個人的にはヤマハのマウスピース(たぶん4Cだと思いますが)、全然ダメということはありませんが、どちらかというと安定志向、息を使わずにそこそこの音が出せるが、表現の幅が狭くなりがち、といった印象があります。
また、ヤマハはクラリネットは十数種類のラインナップをそろえているのに対して、実はB♭管クラリネット用のマウスピースは4種しかありません。中でも楽器に付属のものは他の3つに対しランクの劣る製品です。対してヴァンドレン社では数十種類(!)のマウスピースを用意しています。また、ヴァンドレン社はメジャーな(ほぼ寡占的な)リードメーカでもあります。リードとマウスピースの相性というものは非常にシビアなものなので、同社でそろえると(実際の相性はともかく)安心できるといったメリットもあるでしょう。
楽器の購入レベル、講師の存在等からそれなりに力を入れている吹奏楽部と見受けられます。ヤマハのマウスピース(特に楽器の付属品)では、道具が足を引っ張る可能性も考えられます。
もうご存知かもしれませんが、クラリネットのマウスピース、リードは消耗品です。付属のものは「買ってすぐに吹ける」ためだけのものと割り切ったほうが良いかもしれません。
楽器についてですが、ヤマハの管楽器のなかでもクラリネットは特に成功した部類で、海外の有名オケ奏者にも使用されている方が多くいらっしゃいます。ご購入の楽器も丁寧に扱えばしっかり社会人まで使ってゆける楽器です。お大事になさってください。
補足としてクランポンのR-13、RC等を薦められると思います。これらの製品は世界スタンダードともいえますが、10数年前に楽器を購入した身からすると、通貨レートの変動により非常に高価に感じます。同価格帯のヤマハの楽器の方がグレードは上となりますので、どうしてもクランポンの音色をという場合(長年吹くとそういう好みも出ます)以外は、ヤマハのほうが価格性能比が高いと思います。
なお、これまで私が会った事のあるクラリネット吹き(プロアマ含め二、三百人くらい?)ほぼ全員がヴァンドレンのマウスピースでした。楽器はクランポンが6割、ヤマハ4割、セルマー若干でしょうか。私はヤマハの音色が好きでヤマハを吹いています。
お礼
非常によくわかりました。 聞くと昨年の県大会では、金賞だったとかで、力を入れていることはわかりますが、「ド素人にいくらかけるんだ。2年になって、意見が持ててからでも・・それまでは安いのに・・」と内心、思っておりました。(練習きつくて、やめるかも)とも思っておりました。思い切って購入した楽器を(先生選定)クラリネット講師の方が「ダメだ」と一蹴したので、よけいにむかつきました。回答を拝見し、その世界では講師の先生の考え方が一般的なのが、よくわかりました。それにしても、ヤマハも考えて欲しいですね。だったら、初めから、マウスピースはオプションにすれば、無駄な部品を買わずに済んだのに。と思いました。ヤマハの4Cは大半の人は飾ってあるか、捨てるってことですね。 ありがとうございました。