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ウェストファリア条約の時の領土について
ウェストファリア条約時のヨーロッパの状態なのですが、神聖ローマ帝国領の中にプロイセン領やオーストリア・ハプスブルク領などがありますが、何でこのように領土の中に領土があるのかがわかりません。 イメージとして沸かないのですが、簡単におしえてください! すみません。
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現代において、国家が主権を独占しています。国家以上の規範をつくる存在はありませんし、自治体といわれるような内部組織は規範としての条例を作ることはできても、国家の法に対す違反はできないわけです。 しかしウエストファリア条約以前の欧州において、国とは主権を独占する存在ではなかったのです。国とは別に、ローマ法王はカソリックの教会を通じてカノン法を制定していますし、皇帝も同じく複数の国にまたがり自らの法を制定していました。これらは明確にどちらが上位であるかという関係はなく、また各領主も自らの土地に自らの領地に自らの法を適用しました。このように主権というものが独占されていなかったわけです。